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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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January 02, 2004

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主に設計をこなすアーキテクトという肩書きの人がいない会社では、誰がWebサイトの設計をするだろうか?

僕はWebデザイナーの方だけに属する人が画面設計をするのは実は反対だ。(Webサイトの設計に求める条件は、Webの設計は誰がやるの?にて記述)

単純に画面をデザインするから画面設計もデザイナーがやるって?そりゃ能力要素が違うだろーと。

もちろん能力は個々それぞれなので反論は承知であるが、ダメ出ししたいプロファイルは、こんなイメージである。

1.ゲームをやらない。(TVゲームは直感的なUIの塊である。もちろんプロ意識で見てること)
2.WindowsのUIやMacのUIの善し悪しがわかるほどITリテラシーが高くない。
3.Webアプリなどを使うことがない。そもそも趣味としてWebに詳しくない。(興味がない)

UIは、本来は認知科学と言った学問をベースに論理的に説明されるものと考えている。
天才でないなら、個人的な好き嫌いでUIの善し悪しを語られるのは困るし、UIの専門教育を受けている人は皆無である。上にあげたような要素のいくつかは否定できることが、UIの設計をする人の最低限のマナーと考えている。

Webサイトの設計は、コンピュータのアプリケーションの画面設計である。一見、DTPのデザインスキルがあれば作れるように見えるが、ハイパーリンクがある時点で、サイト構造というものが発生し、その行き来は間違いなく普通のアプリケーションである。近頃、重視されるユーザビリティという言葉で求められるところは、いかにコンピュータのアプリケーションとして自然に使えるか?ということも含まれている。とりあえずFlashのデザイナーは、有能な研究者によって考えられているOSのUIに逆らってはいけない。

もし、自分の会社にUI設計を専門で任せられる人がいないなら、デザイナーと技術者が共に考えながら作り上げていくものだろう。見た目に無頓着な技術者だけでは魅力的なWebデザインは作れないし、デザイナーだけでは論理的な画面設計は難しいというのがその理由。あとは、お客さんのシビアな納期と折り合いをつけるか?というプロデューサーの腕と、お互い尊重しあえるような協働を実現する会社の雰囲気作りである。(これこそが一番重要なのだが。)

HTMLがあまりにもシンプルなテクノロジが故に、この辺を理解しない/できない人々が多いと思われる。わかっていたとしても、HTML制作の受注単価低減と共にうやむやになっている感は否めない。Webサイト、UIの設計は、単純なページ制作の仕事範囲ではないと思うので設計費用をもらうべき項目なのだが。

製造業で言うなら、設計と製造は役割が違うというのと同じ意味か。
図面書けない、物理わからない人に機械設計させて、モノ作らせたらいかんでしょ。天才なら別。そう言えばわかりやすいかな?

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