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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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August 13, 2012

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例えばpaypalで簡単にECができるようになったとしても、取引量が増えたpaypalは、そういう人達がプラットフォームの上で頑張ってくれれば売上は上がるわけだから、paypalという会社は大きくなっていく。

当然、会社としては組織が大きくなっていくわけだから、そこで働く社員は増える。

新しい生き方をする人たちが、全く何のパートナーにも依存せず、お金を直接もらっているかというと、決してそんなことはなく、スマホなら、コネが必要だったDoCoMo決済から、App Storeの決済に移行して、戦うプレーヤーが無限に増えました、とも言えるわけで、要するに規制緩和で、会社や組織じゃなくても関係性を作れるようになったというのが、文字通り新しいプラットフォームの時代。

その結果、競争が極大化されたんだけど、何故か結局、App Storeランキングが広告宣伝費が大量に使える企業のものになっているのは皮肉な話だが、会社って、やっぱり、そういうことなんだろうね。オルタナティブな存在ではなく個人と企業って連続性のあるものだと思う。


ノマドについても、じゃぁその人達に誰がお金を払っているの?と考えたら、あれ?!キャッシュ・フローはどういう流れだったっけ?!

もしノマドの人が会社員の存在を否定していたとしたら、お金の供給源がどこから生まれているか理解しないで言ってないか?!という話にはなりうると思う。


でも今はラッキーなことにpaypalや、Amazonや、Google、AppStoreというプラットフォームと売上の一部をシェアしつつ、個人に近い人でも新しい商売ができるようになっているのは事実なのだから、そこをうまく利用するのは悪くない。

自分もAmazonとGoogleがあったから個人でもスケーラブルでサステナブルなサービスを作れたわけです。もちろんapiはtwitterだったわけで。AWSを使い始めた時の日本のサーバサービスは会社員の先行投資には厳しい感じでしたからね。ホント。

でもそれってやっぱり万人がやることじゃない。謙虚に行きましょう。
シーソーのように、あなたを支えているパートナーがいるということを意識すべき。

そしてはからずも引用した会社名が、すべて外資だということは、全体的に意識しておいた方がいいですね。

フリーエージェントが主流の社会が来るということは、それを支えるプラットフォームが完成しているということであり、その時の日本社会は、経済面か情報面、もしくはその両方で、独立性やリーダーシップを失っていると思います。単純に今の大企業のいくつかは、儲け口がなくなっている可能性が高い。

世界のお金の総量は一企業存続のために恣意的に増やすわけにはいかないと考えると、その時に、お金は果たしてどこからどこへ流れているのでしょうか?!

実際にスマホやクラウドでは起きつつある。今後は決済も変わっていくのだろうか。その代わり、少しずつ個人ができることが増えてるのは事実だから、僕はどんどんやれーと思ってる側ではあります。ただし何も楽観視はできません。ライバルが増えれば増えるほど、当人達には厳しい社会だと思います。

仮にすべての決済や情報の流れを外資に握られたとして、日本の企業と日本の個人が同じ土俵に立ったら、土俵の上のあり方が変わるわけですが、そうなったらそれで、やっぱり個人は会社にはかなわない可能性が高いです。何か社会的にニッチなうちにシェアを取るのが日本のベンチャーの有り様だとすると、プラットフォームが決まった世界は、無限に敵が増え、逆転の余地がなくなっていく。とんでもないことに、植民地2.0なのかもしれない。

もしそうなったら、みんな気付かず幸せに、ちょっとだけ貧乏になってると思います。
しかし、消費税を上げるタイミングは逸した感強し。税収がどんどん下がっていくんでしょう。

そういう時代になった場合、確かに個人でも武器になるのは評価経済社会って奴だと思う。今のApp Storeのように、限られたプラットフォームに、間口が狭くなっている可能性が高いからね。けど、これのメリットを享受できる人は、本当に一部の華のある評価経済エリートだけだから、一般ピーポーは全く期待できるものではないのだけど、一応留意はしておくキーワードではあります。

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