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100万人から教わったウェブサービスの極意 ~「モバツイ」開発1268日の知恵と視点
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January 27, 2012

「マイミク100人以上いる人って信用できないよね」

「連続ツイートしたらうざいのでやめてください」

「宣伝RTは見たくない、でもリムーブはしたくないのでRTをやめてください」

「Facebookに書くと相手のウォールを一定期間占有するので書きにくい。いいねがもらえなかったら寂しいし」


このような意見は、そのコミュニティの活動に制約をつける。、

要因としてはサイトの仕様の時もあれば、何故か生まれた謎のローカルルール的なところもある。

人それぞれのコミュニケーションの距離感や深さに応じて好きなサービスを使うのは大事なことなのだけど、「SNS疲れ」と言われる原因は大体、「他人との関係性」によって作られるものである。

わかりやすい例だと、ちょっと目立ってる人が言われる、

「あなたは影響力がある人だから、そんなことを書いてはいけない」

というもの。

実際は、本当に影響力がある人は少なくて、ちょっとした好き嫌いの正当化の文句なのだけど、相手の心を侵略するには、なかなか破壊的な言葉でもある。

ソーシャルメディアは、人と人とが相互に影響しあうネットワークなのだから、そのようなこともありうるわけで、折り合う点というのは、書く人と読む人の関係、そしてサービスの仕様で決まるんだなと思うわけです。

全く好きなことを書けるオープンなネットワークは存在しないし、全く好きに閲覧制御できるネットワークもなかなかない。

ツイッターのリムーブ、フォローシステムはすごく良くできているのだが、日本人はどこでもstickyなコミュニケーションを求めるので、このシステムをドライに使いこなすのが苦手だ。

日本人は日本人なりに、ツイッターを使いこなすのと同時に、コミュニケーションの制約をも作ってしまっている。

でも、それが日本が世界でも特異にツイッターユーザーが増えた理由だとすると、そのミスマッチ部分を深堀してみる価値はありそうですね。

January 24, 2012

サードパーティのツイッタークライアントに対する認知動線は、昔からだいぶ変わっていて、何より致命的なのは、

・ツイートをクリックしないと、使っているクライアントが表示されなくなった。

・AndroidマーケットやApp storeやプリインアプリ等ツイッター公式アプリ押しの状況

という状況になってるので、サードパーティアプリを使うというシーンが、ニッチになりつつあるとも言える。

これに伴って、自分が使っているアプリが晒されていることに気がつかないユーザーから以下のような笑えない話が起きたりする。

"「jigtwi」や「モバツイ」を使っていた女性のフォロワーさんが先日から「twicca」や「Twitter for android」とかに変わっていたので「スマホに機種変したんですか?」って聞いたら「なんで知っているんですか。気持ち悪いです」とか言われてブロックされたから泣きたい" — Twitter / @twilight060524 (via twinleaves)

えーと、とりあえず。モバツイには、モバツイtouchってAndroid向けのアプリあるから、それ使ってね!

それはさておき、そもそも何をして良いかわからないと言う理由で、低いと言われるツイッターのアクティブ率。Facebookに行きました、Google+に行きましたというアクティブな選択をする人以外の、脱落する人の多くに共通することとして、

twitter公式サイトしか使っていない人

という図式が成り立つハズだ。


つまり、サードパーティのアプリを使う人というのは、

・ツイッター公式では物足りないと思った意識の高いユーザー
 (ツイッターをより楽しみたい、と思ったユーザー)

・友達に勧められて実際に動いた、「口コミビリティ」の高いユーザー

・ソーシャルリテラシー、ITリテラシーの高いユーザー

が集まっている。我々のモチベーションを高める極論的な表現をすると、

「センスが良いユーザーだけが集まっているのである。」


かく言うモバツイも、かつてはツイッター公式サイトからリンクを貼っていただいたサービスなので、多くのユーザーにお使いいただいているが、数々のツイッターのリニューアルをきっかけとして、今はそういうのがなくなっている。長い期間本当にありがとうございました。

現在の認知動線のほとんどはオンライン、オフラインに関わらず口コミに依存してるわけだが、そもそもモバツイを知らない人も沢山いることを考えると、モバツイに登録していただいた事実自体が、すでにある種のソーシャルメディアエリートであるという考え方も可能だ。

よって、今後のサードパーティは、

・ソーシャルメディアエリートを引き付ける機能を充実させる。
・ソーシャルリテラシーが成長したユーザーがツイッター公式から脱皮したくなる状態を作る
・ビジネス面は、この特徴で思うところ、考えられるところが沢山ある。

ということがポイントだと思っている。


ちなみにソーシャルメディアエリートとは、ITリテラシーの高いユーザーのことではない。そして我々にはガラケー文化という、世界で類を見ぬ進化した世界を持っている特別な国だ。

そこがドメスティックなツイッタークライアント企業が、ワールドワイド視点で動くことを優先にせざるを得ないツイッター社に付け入るポイントだ。

January 22, 2012

前にMacBook Airを買った時の話を書いてなかったのですが、最近クリエイティブ用途にはMacをメインに使うようにしてきたのでちょっと書いてみたいと思います。

ずっとVAIO typeZをメインマシンにしていました。SSD RAIDとCore i5の性能は申し分ないし、Windows 7を使いたい時は今も使っています。

が、持ち歩くには以下の点で不適当でした。

・スタンバイが何かの拍子に復活していてカバンの中で熱々になる。もちろんバッテリーが切れる。

・仕方ないので休止モードで運用してるが、メモリ8GBもあるせいか復帰が遅すぎる。スマートフォン時代にこれはない。(仕事的に切実に困る)

スタンバイが復帰しちゃうのはVAIOのハードウエアの設計の問題だと思います。僕以外にも同じ事をツイートしてる人がいて、あぁ悲しいよねそういうの。

そして、これがきっかけてタッチパッドが壊れた。メインマシンで修理に出せなかったのでtypeZ、二台買いましたがな。


これに対してMacBook Airは、

・スタンバイが自動的に復帰することはない。スタンバイでバッテリーが一ヶ月持つと言ってるのがそもそもの製品特徴。

僕はモバイルデバイスで最悪なのは、「使いたい時に使えない」ということであり、特に最悪なのが「知らない間にバッテリーが切れていた」ということについてはかなり気になるタイプです。モバイルデバイスのほとんどのは「使わない時間」で占めており、すなわちその際のバッテリーのパフォーマンスは重要です。

そしてスタンバイで運用するということは、いざという時にすぐ使えるという機器体験のパフォーマンスに影響するわけですね。

同じ理由でAndroidはこの部分が改善しない限り怖くてメインマシンにはなりません。iPhoneはおおよそ自分が関心を配れる時間範囲でバッテリーが切れて困ったことはありません。

ちなみに、ちゃんと毎日せっせと充電するほどマメな人間ではありません。お酒を飲んだ女性が化粧を落とし忘れて寝てしまい、次の日後悔することがあると思いますが、それと同じ感じにバッテリーが切れてしまうモバイルデバイスは嫌いです。

MacBook Airを買う時には、当然価格帯の近いMacBook Proと悩みました。やっぱり性能が良い方が良いですからね。何よりメモリの最大搭載量が魅力。

いろいろ考えて以下の点でMacBook Airにしました。

・スペックはMacBook Proの方が良いけど、比べるとSSDの値段が高すぎた。
・MacBookProを買うと、MacBookProがall SSD化されてAirみたいになった時に悲しい思いをしそう。(要するに古い感じがした)
・MacBookAirの方がスペックは低いが、今のMBAの方がアーキテクチャに夢がある。

もちろんProの方が重いのでモノとしては全然違いますね。今考えると持ち運びにはAirしか選択肢なかったと思いますが、買う時には頭の中で、重くても持ち歩く気満々なんですよね。

自分のMacの用途は、プログラミングとWebブラウジングとメールだけです。

ところがイマドキのプログラミングツールというのは、結構重くてですね性能が必要なんですね。あと、画面を作るツールですから、画面の広さが結構重要です。

画面が狭くても、家や会社では外部モニタを繋げば良いのですが、ちょっとしたプログラミングをカフェやコワーキングスペースでやろうとすると、やっぱり地力がちゃんとしてるに超した事ありません。スペック妥協系のモビリティ重視はもうスマートフォンがカバーしちゃってるのでPCはちゃんとしとかないと。
(ちなみに、西麻布のNOMAD NEWS'S BASEというコワーキングスペースは23インチモニタを借りれるので、行くときはDisplayport-HDMI変換のコネクタを忘れずに!)

という理由で、スペックとしては、

・13インチ液晶
・CPUはCore i 7
・SSDはMAX容量(256GB)
・メモリもMAX容量(4GB)

を買いました。MacBook Proと悩んだのでハイスペックなのは仕方ない。

液晶は11インチ液晶でも良いと思います。そこは趣味で。僕はプログラミングは画面が大きい方が好きなので13インチにしました。

CPUはCorei5の方がバランスが良いという話があるのですが、今回は考えるのが面倒くさかったので7にしときました。今回は、あまりバッテリーの性能は求めていなかったし、悩むほど価格差ないので。

MacBook Airは値段が安いので基本的に衝動買いして絶対に損しないマシンだと思いますが、もしiPhoneアプリの開発をしたいとかそっち系のニーズがあるなら、

・メモリは絶対4GB以上
・SSDは絶対256GB以上

は僕としては満たしたいところです。

メモリについては諸説あるのですが、やっぱり調子悪いと思ってアプリを落とすときはメモリが枯渇していた時でした。確かにHDDの昔よりマシなんですが、僕はあまりMacOSそのものに興味はなくて、使い方にもよるのか知りませんが、あんまり考えずにできる限り高いスペックにしておきましょ、というのが僕の考え方です。

HDDは単純に128GB SSDでは足りませんでした。そんなにヘビーな使い方じゃないのにやりくりが必要になったのであまりオススメしたくありません。後から足せないし、その選択をする値段差が少ないのがMacBook Airの特徴なので。

っていうか・・・SSDにMacがついてるのがAirだと思うんですよね。

ということで、ご参考まで。
(今はVAIOにせよMacにせよ256GBあればほとんど困らないですね。)


p.s.ちなみに僕はconfig.sysのチューニングとか嫌いな富豪方面の考え方だったので、そういうので頑張るのが好きな人は他の人の記事を見てくださいませ。

January 21, 2012

昨日は、えふしん本の出版記念の講演として、家入さんと一緒に対談をしました。


(代官山の蔦屋に並んでた!)

家入さんは、僕の前の会社の社長であり、起業直後には取締役にもなっていただいてました。何より昨日の会場は、渋谷のPartygroundというシェアオフィスで、ここのオープン直後にはここにいたので、まさしく原点となる場所でした。

他のイベントで家入さんが登壇されるケースって、もしかしたら面白さ方面を求められているケースが多いんじゃないかと思いますが、僕と司会の技術評論社の馮さんでそこを引き出すのは難しいこともあってか、とても真面目な話ができました。

またペパボでの経験や普段の話を元にした話をベースに赤裸々にしゃべっていた所もあり、かなりおいしいイベントだったんじゃないかと思います。何より僕が、家入さんに相談してしまったりと、多分、一番僕が得したと思います。

イベントで話がされたエッセンスは、僕の本に書いてあることと大きくズレてないと思います。当然、考え方は家入さんにもペパボからにも影響されていますから。

個人的にすごく面白かったのは、家入さんが既にあるサービスや商品に後から参入して、ひっくり返すところに自信を持っていたところ。

本にも書きましたが、ロリポップも、既にレッドオーシャン状態だったレンタルサーバーの中で立ち位置をひっくり返したわけです。そこについての話ができたのはうれしかったなぁ。

ー・ー

さっき車でラジオを聞いていたら、auのCMで面白いことを言っていました。

世界で一番最初に電話を開発した人は、グラハムベルではなくアントニオ・メウッチという人で、病気の奥さんと自分の寝室とで話をするために作ったということらしいです。

とてもパーソナルなニーズで作ったものが、その後の発展に大きく寄与しました。

また後にアントニオ・メウッチから電話の基本特許を取得したグラハムベルも、聴覚障害者へのいわゆるアクセシビリティの取り組みから電話にたどり着いたとのことで、これもまた社会的にはニッチな問題を解決するためのテクノロジーだったとも考えられます。

自分たちも想像がつかないぐらいニッチでパーソナルな興味や必要性に基づく取り組みが、結果として、想像がつかないぐらい大きくなったというのが真相なのではないでしょうか?

最初は電話の必要性を理解できる「普通の人」「プロ(当時の主流であった電信会社)」はいなかったそうです。

昨日のイベントの質問にもあった「どうやったら新しいアイディアが思いつくか?」という疑問にはとても大事なポイントだと思います。

もちろん万人にスケールする問題解決を最初から目指す人もいますが、特に新しいネットサービスはスモールスタートからブランドを作って行くことが普通なので、こういう要素は見逃せません。何故大企業ではソフトウエアサービスが成功しないのか?という話にも繋がりそうな気がします。


ちなみに、電話の話は調べがいがあるようで、丁度同時期に電話を開発した人がいてどっちが先に開発したのか?という部分ではいろいろもめていたようです。つまり、テクノロジーの進化は、何かのムーブメントのアウトプットであり、本当の意味で「誰か一人だけが作った」というものは、あんまり無いのでしょう。だから流行をただのバズワードとして思考停止してはいけない、というのに繋がる話だと思いますし、先にやったもの勝ちという話にも繋がります。


今、この文章を書きながら家入さんのおっしゃっていたことを反芻してみて、凄く良いヒントをもらったような気がしました。今回の企画をしてくれた飯田さん(彼女も元ペパボで同じ部署で働いていました。今はフリーで企画やイベントのお手伝いをしてるそうです)、技術評論社、馮さん、僕の編集担当だった三橋さん、遅くまでつきあってくれた家入さん秘書の内山さん、ありがとうございました。

また、雪のリスクをイメージしながらも集まってくださった沢山の方々、ありがとうございました。立ち見までいたそうですね。沢山人がいたので、ちょっと狭かったかもしれませんが、アットホームに皆さんと質問を受けながら、一緒に話ができたのはよかったと思います。

January 18, 2012

最近、タイムレコーダーにツイッター連携をする機能がついたものが発表されていて、どうも会社の近隣の位置情報のついたツイートが送られてきたら出社したと見なすものらしい。

どういう意図でそういう機能がついたのかわからないが、同じビルのエレベーター渋滞に巻き込まれて遅れているなら、もちっと早く家を出ろという話であり、それはやはり遅刻であり、座標で管理できるものではないと思うので、仕様として何を意図したのかがわからなかったりします。単純にギミックなのか、用途提案なのか。

それはさておき、もうちょっと考えを広げて、ツイッターで在宅勤務の時間管理はできないものか?と考えています。

在宅勤務の問題は、今働いているのか?が管理者にとって視覚的にわからないことに尽きます。オフィスにいたってパソコンに向かっている以上、ツイッターでツイートしてるなら公開情報なのでまだ良いのですが、skypeやIRC等で遊んでいても、Webブラウザでエロサイトを見ていても、後ろから画面を見るなりproxyで管理するなどしない限りわからないのだが、日本においては、とりあえず同じオフィスにいればちゃんと仕事していることになっているのが現状と言えます。

が、故にできる人とできないで残業してる人論の話が出るわけですが、在宅勤務については、あくまでも成果主義が前提なので、成果できっちり測れば良いため、適切なマネジメントとセットでやればいいじゃん、というのが実現の根拠となる理想論としてあります。

ツイッタータイムレコーダーのアイディアについて。

仕様概要
・ツイートにつけられたハッシュタグで出勤退勤を管理する。
・あとはタイムレコーダーの動作に近い集計をする。
・モバツイなら、モバツイランドアプリで実装すれば携帯、スマホからすぐ実現可能。

会社的メリット
・フォロワーに向けて、出勤退勤を宣言するので、ソーシャル的にサボりにくい状況を作れる。(人間は基本的に怠惰である)

本人的メリット
・このルールに従っておけば真面目に仕事していることになる。

本人的デメリット
・フォロワーに向けて、会社の事情を送る感情的抵抗感(価値観)
・行動を晒すことでストーカーなどの問題。(故に会社と家のツイートは区別しない方が良いと思う。)

会社的デメリット
・労働基準法に関わる問題をグローバルに晒しているリスクってあったっけ?!


よくこういう話をすると、「そんなツイート見たくない人はどうするの?」と言う人がいるが、システム的に@○○○○に向けてmentionとして送れば、フォローしてる人にしか配信されないためそこは解決するのだが、ソーシャルのメリットが失われる可能性が高く、そこに集う人数によって変わってくると思う。しかしそれなら社内IRCやskypeでもいいじゃないかという話になるので、ちょっとズレて行く。

また、在宅勤務とは言え正しく勤務時間とみなすのか、というあたりもあり、運用するなら、もう少し考えることはいろいろあるんでしょうが。

[ワンポイント講座]在宅勤務者の労働時間はどのように取り扱うのか

本当は自由にやれる方が良いに決まってるんですが、性善説的にうまくいくならそもそもルールはいらないわけで、正社員であろうが雇用は本質的には時間労働に紐づいているのも含めて、終業規則にまつわる問題はいろいろ難しいものです。で、時間が勿体ないと思うのは、そういうルールやコンセンサスが取れる間は、やっぱり社員の人はオフィスに通勤しなくちゃいけないという部分なんですよね。

是非、こちらで良いアイディアある方は、ツイッターやblogでご意見ください。ツイッター経由で@fshin2000まで教えていただけると助かります。