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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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April 03, 2013

うだうだ書く[会社活動]
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オトナになると、大体、自分で自分の責任を増やしていく。

家族を持って、家を持って、住宅ローンを抱えて、子供を育てて、上司にになって上と下の狭間で苦労する。

それが従来の大人が自然に求めていたロールモデルだったと思う。その後、景気が悪くなって、住宅ローンを抱えることはリスクになり、滅私奉公していた会社からはリストラされて追い出されたりして、一体何だったんだ、というのが大人のロールモデルが壊れたことではないかと。(終身雇用はそもそも幻想だけど)

ただ、それはあくまでも結果論。その人達がその段階で、「やむを得ない選択」だったのか?!というとそんなことはなく、日本人的行動原理に基いて最善の選択をしたつもりであったハズだ。

大事なのは、最善の選択をしたことが「(いろんな意味での)資産を増やす、責任を増やす」方向に行ったということだと思う。これが大人としての自然な生き方だったんだろう。

ぼくはひょんなことから持っていたマンションを手放し、住宅ローンを放棄し(返済し)、会社を作り、ネットサービスを持ち、責任を抱えて、毎日ノートPCを持ち歩く生活をし、そして会社を手放した。

結果、今は何も持っていないという状況になり、次のチャレンジをしているわけだが、はて、これは人生の逃げであり、中二病以外の何者でもないのでは!?と思うことは多々ある。自己満足なんじゃないか、やってることに意味があるんだろうか。無駄に年齢を増やしていくだけなんじゃないだろうか。

そういう活動に集中できる状況は、すごく幸せなチャンスである。しかし、それと共に、その実、ずっと会社員をやってきて、人の役に立つことが明確な環境で生きてきた凡人には結構辛い。

会社員の頃からその会社にコミットし、そのかわたらネットサービスを始めたら多くの人に使っていただいて、サービスの維持に邁進し、そこに夢中になって会社を作った流れで、全ては「ネット上の向こうの誰か」を意識し、そこに社会の接点を意識していたことが楽しかったのだと思う。逆に言うと、何も不安がないまま、会社を飛び出していったので、起業の不安などを一切経験せぬまま会社を作っていたのが前の状況。

今はそれを手放した。そして、今の活動こそが、本当の初めての独立なのだと思う。あの頃のような、人に求められる状況を取り戻せるかは、全くの不明瞭な状況。ときどき不安になる。と言うか常に不安を抱いている。

別に、その結果というわけではないのだけど、社会との繋がりを求めて、BASEのお手伝いをしたり、WebSigのモデレータに復活したり、株を買ってみたり、明日から慶應義塾大学の大学院であるメディアデザイン研究科に通い始める。

これもやっぱり逃げ、、、なのかな。ただ、これらのいくつかは目標である、人に使っていただけるネットサービスを改めて作るという目標を実現することを前提に活動をしているつもり。

大学院も、博士課程の研究計画書には、モバイルインターネットを活用した、近距離におけるコミュニケーションを研究することにしている。イマドキで言うとO2Oとかそんな分野になるのかな。でも、ずっとモバツイを始めた頃から実現したかったことを、ちゃんと研究するために大学院に通うことを決めた。

コードは書けるけど、どういうコードを書くか?!という課題を設定できるようにするための取り組みとも言える。実際、面接ではそう話した。

昔、MOTの大学院に通おうと思って検討した時にテクノロジドリブンじゃなくて、自分はネットメディアを作る力を身につけたいと思って、同じお金を使うなら年収を落としてでも経験を買うためにネットサービス企業に転職したことがあって、今回は、そのリベンジとも言える。

もちろん目標自体が不確実性が高い話であり不安は尽きない。既に誰かが作って、成功しているサービスや、これから立ち上げるサービスのお手伝いする方に回ったほうが、自分の力を発揮できていいんじゃないかという、おそらく賢明な選択肢を常にイメージしながら、今はまだ夢見てツッパっている状況とも言える。

懸念してるのがいくつかあって、人に言える部分で言うと、やっぱり自分の年齢。気がついたら結構、記録上の年齢が増えていた、というのがある。今後、ネット業界で偉くなっていく人は自分よりも一回り以上低い年齢の人がどんどん増えていくわけだから、そういう状況の中で、いつまでなら存在を認めてもらえるだろうか、というタイムリミットのようなものをイメージしながら、というのがある。

うだうだ書いてしまった。明日から大学院が始まるので、気持ちの切り替えと整理のために弱い部分を書いてしまった。

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なお、上記文章を書いたネタ元を念のためメモしておく。

35歳の壁

35歳までは20代と同じだと思ってたね。まだ学食行けるじゃん、と。確かに20代とは違うということを意識するのがこの辺かも。

自分は違う意味で、これから学食行けるんだろうけど。


「やばさを引き出したい」  家入一真氏がトレンダーズで“社会復帰”

ひっかかったのはタイトルだけね。釣り的なタイトルだと思うが、会社員になることが「社会復帰」なのか?というのは、今、弱ってる自分には結構刺さった。

死なないために

大学院に行くな、というところがヤバい。社会人入学なので、ちょっと違うし、それを言い訳にはしない。それは絶対に。

マーク・アンドリーセン『ベンチャーなんてやめておけ』

スタートアップを殺す18の誤り

うーむ。今は、一人のような一人でないような。雇用形態とか株を持ってることじゃないよね。こういうのは。「経営者は孤独だ」という言説がそれを物語っている。ただ、早く仲間を集められる受け皿を作るというのが、とにかく現在の目標。

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