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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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September 16, 2011

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今週末、大変光栄な事に卒業した母校のイベントでパネルディスカッションに登壇させていただく。なかなかこういうことは経験できないと思うので、ありがたい限り。

で、どういうことを話すんだろうなぁと夢想していて、ふと自分が学生時代の時に、学校にやってきた、ある中小企業の社長の話を聞いたことを思い出した。

その時の話は確か就職活動の話だったと思う。リクルーティングを前提としていたからかもしれないが、話の内容は、要約すると大企業に行かずに中小企業に行く選択もあるよ、という話だった。

僕が卒業した大学は、いわゆる理系の大学で、偏差値で言うと、いわゆる中堅校の上の方だと思う。そういう大学を卒業すると、多くの人は大企業または大企業のグループ会社に就職する。

しかし、おそらく中堅校の大企業入社だと出世の限界が見える可能性が高いと思うのだが、そういう要因なのかは知らないが、独立して自分の城を持つ流れになる人が多く、卒業生の数の割に社長が多いとか言う調査を見たことがある。

そう考えると、中小企業で思いっきりやるという選択肢もあるのだが、それはそれで結果論的な話であって、僕自身の経験で言うと、学生時代は就職にたいして何もイメージが湧かなかったので、「大企業は歯車で」的な話は実感も理解できず、大企業をdisる話には印象が悪く、もし僕が学生にアドバイスをする機会があるなら、そんなことを言わないだろうなと思うんだけど、今は小さい会社を経営している立場なので、学生時代に話を聞いた社長のオッサンと同じ立場なので、とりあえず現時点で、僕が思う職業観をダラダラと並べてみたいと思ったのがこのエントリーの趣旨である。


■そもそも、自分はどうありたいか?を決定する。

この辺の価値観を普遍化すると何でもアリになってしまうので、大企業だろうが中小企業だろうが、こういう考え方をしたいと思う

「大なり小なり、自分で決断する立場になって、自分の力を仕事に生かしたい人」

とさせていただく。

決断なんか面倒くさい、受け身でも良いから結婚して子供を産んで週末にバーベキューやりながら幸せに生きたいというのであれば、平均給与も高く、連休も多い、大きな会社にいくのが一番良いに決まってるので、あえてこう書いた。これはもはや真理だと思いますので。


■ネット企業の利益率

ネットは利益率が高いと言われる。

これは有利なのだろうか?雇用の面で言うとあまり有利とは言えない。

考え方を変えてみると、

「頭数があっても儲からない」

ということを表しているのではないだろうか。


■「優秀な人なら頭数を揃えたい」のが成功しているネット企業

シリコンバレーで技術者の給料が高いと言われる。儲かるネット企業にとっては、パワーの源泉が「優秀なエンジニア」・・・ビジネスとしては非効率ですね。全体のトップ数%の人材しか使えないって考えてみると厳しい世界ですね。常に採用に苦労してるのは目に見えています。

また、Googleが優秀な技術者を集めてもイノベーションを起こし続けるのは難しかったといわれている通り、そこに人間が集まる以上、全員が満遍なく力を発揮するのは、アリの組織論のようになかなか難しいのではないかと思う。Googleのようにフラットと言われる組織でさえも難しかったか、という印象ではある。

マイクロソフトだろうがGoogleだろうがFacebookだろうが、目的意識の高いエンジニアが、その会社を辞めて次の新天地を見つけに行くというサイクルが続いてる以上「頭数がいても全員が活躍できるわけではない」というのは、どこでも同じなんだと思わされる。

もう少し経ったら日本でもex GreeやexDeNAの人達が新しい世界を作り始めるだろう。多分ね。

■もっとシンプルなビジネスの大企業

頭数そろえて儲かるなら、利益率を犠牲にしても売り上げを取りに行けばよいわけです。営業マンを集めて、日本全国あまねく売り歩けば儲かる、というビジネス。

ライバルも頭数をそろえて戦うので、必然的に企業規模は大きくなったところが勝つからだ。兵隊の数がシェアを決めることになる。

これもまた、人数が1000人もいれば相応の大企業と評価されているハズだ。

■大企業にもいろいろあるが、人数集めて儲かるビジネスだから大企業になれる。

逆に言うと、頭数で儲からないビジネスはやれない。今いる人たちのお給料が払えなくなっちゃうからね。新しい仕組みが出てきたときに、それがすてきなイノベーションであることはわかっていても、まだ儲からない業界にチャレンジできずに抵抗するのはこの辺の現実があるから。おいそれ簡単にクビにするわけにはいかないでしょ。

しかし、イノベーションのジレンマという言葉がある通り、変化のタイミングは小回りの利く企業の飛躍のチャンスである。小さかった企業が大企業になったり、もしくは大企業にバイアウトすることも含めてね。

あなたがやりたいことはどこらへんの仕事?


■でも、わからないなら、とりあえず人に伝えて理解される社名の会社に入っとけば?

わからない時は、選択肢が広くなる選択をしておくのは原則だと思うし。

どこからシナプスがつながるかわからない。ただしアンテナを張るのは自分自身。誰かが都合良く縁をつないでくれはしないと思う。

というのも、例えどの世界に行っても最後は自分のたどり着く場所にたどり着くような気がしているので、あんまり新卒時の選択なんて関係なかったり。ただもちろん階級社会の上にいきたいとか、年齢に起因するものは×。高校野球で甲子園にでるチャンスは期間限定だから。


■ネットは儲かるか?

金融が究極的に儲かる仕事。理由は、人々や企業の営みから手数料を吸えるから。
お金を銀行に預けて、必要な時に降ろすだけなのに、なんと貯金の中から105円を支払われるのが銀行。お金のタイムシフトでお金が儲かる。これぞ大資本の成せる技。

ネットビジネスは、いかに日常生活の中で、お金を払う必然性を作るか?という仕事。まだニーズを創造しなきゃいけない。でもニーズが決まってたら、そこには既得権を握ってる企業があるはず。そうしたらそこに就職するしか手がないかもしれない。だから、ベンチャーは、みんな野望を抱いて頑張ってる。


■ものつくりは、ものがお金を稼いでくれる仕事

製造業の人にとっては、ソフトウエアの単価 人月○○十万円をものすごく高く感じる。
それは製造業の社員の人は、ものがお金を稼いでいる事を忘れているから。

ヤクルト一個数十円だと思うけど、あれで球団一つ支えているというのがビジネス。

ソフトウエアもサービスになった方が良いのは、サービスがお金を稼ぐから。


■1人1円を1億人からもらって1億円売り上げる仕事したい

僕が昔いた会社辞める時にそんなことを社長に言った。

1社から1億円もらうビジネスをするためには相応の企業規模がいるけど、1人1円を1億人からもらうのは、必ずしも大企業じゃなくてもできる。

今はクラウドコンピューティングの時代なので、本当に不可能ではない。


■工学部は、社会のニーズに会わせて作られる。学んでいることはイノベーティブとは言いがたい。

かつて原子力工学科というのがあったそうだが、今はほとんどないと聞く。
何故かはわかるよね。

そもそも理系大学の元は専門学校だったりするので、特に工学部は社会の要請の元で存在している可能性が高い。つまり素地として大企業の社員予備軍を生んでいる組織という考え方も可能だ。

イノベーティブな学科に学生が集まることは少ない。そういうのはマインドとしてSFCぐらいなのか。

いずれにせよ、そういうのが自覚できてると良いよね。新しいことをやりたければ、大学の枠組みに安住してはいけない。


■大企業か中小企業かの不毛論

GreeやDeNAはもはや大企業だと思うが、この2社、1人1円1億人のビジネスが成功したところと考えると、ネットでは大企業か中小企業かという議論がだんだん成立しなくなってきた。元々ベンチャーとして小さかったところが大きくなったのが今なんだから、イキの良い大企業ってことになる。

そういう時期が今のネットの世界、という話だと思う。逆に言うと、起業家にとっては、ネットが夢のある世界であるというのは終わりつつあるということなのかもしれない。小粒な起業が増えてるいることに嘆く声も聞こえてくるが、そういうのが昭和の製造業の町工場の歴史にも絡むような気がしなくもない。

HTML5がどうのと言われる部分が、ファミコンから高コスト体質のスーファミへの移行だと考えると、ありとあらゆる企業や個人がWebサービスに参入する時代は終わりを迎えるかも。(まだわかりませんが)


雑多に書きすぎてしまったが、別に偉そうに人にこうするべき、だなんて言えないということがありありとわかる内容だった。ということで、全然他人事じゃないというか、とりあえず現時点では、自分がやりたいことが見つかると良いですね、という一般的な結びで終わらせていただく。

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