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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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May 07, 2010

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受託をメインでやってる人の中には、「お客様から頼まれないと、自分が動く価値はない」と本気で思っている人がいて、そう思うのは自由なので良いんだけど、本人は技術があると思っていて、実際にあるのかもしれないけど、周りからは見えないというのは損だと思うんです。

ある本に、インターネットは自分で立候補することが大事だ、なんてのが書かれていました。立候補しなければ、誰も声をかけてもらえない世界だと。

誰かが何かをやりたいと思って、実現のスピードや実現可能性を考える時に、そのスキルを持っていることが明確になっているところに話が行くのは割とシンプルにある話で、僕も例外ではなく、モバツイをやってる関係上、ツイッターに関する案件のお話をいただいたりしている。

人の余裕があれば是非お手伝いしたい気はあるのだが、ネットサービスは基本、受託案件をやる余裕はないし、そもそもリソースが少ないので、多大な機会損失をしている状況である。

そう言う状況であれば、せめて誰かを紹介したいところであるが、若干、ややこしい案件となると、僕にも紹介責任というものが発生してしまうので、胸を張って紹介するには、いささか把握している実績がよくわからない、という状況になる。

最終的には「人」として紹介されるのだから、という話もあるかもしれない。しかし成功可能性が未知のジャンルだった場合には、少なからず前提となる看板はあるんじゃないかと思う。「受託」という表現だけでは、いささか範囲が広過ぎるのではないか?というのが僕の考え方。

僕が受託やっていた頃は、できるだけ案件に一つ新しいチャレンジを入れることを心がけていた。それが故にというわけではないが、何かお話をいただいた時に成功可能性を高めることができた。別にそれを声高に主張したわけではないが、結果的には、そういうことを元にblogを書いて、今の副社長の目に止まって、ペパボへの転職のきっかけになったわけだし。

と考えればblogを通じて、間接的に世の中に立候補していたとも言える。


よくイベントでご挨拶させていただくにしても、「受託」というキーワードだけだと認知を得るのに圧倒的に不利である。

受託をやっています、というだけだと、よほどパーソナリティに特徴がないと、覚えてもらえる確率は低い。入口として「どういう受託を強みとしているか?」という部分が重要ではないかと。人柄的にも真面目で地味なエンジニアさん程、余計に。

覚えやすい例だと、、

技術系特化型
・アクセシビリティに特化しています。
・W3Cに参加しています。
・未踏経験者です。
・UXの啓蒙、オープンソースプロダクトのコミッタです。

ビジネス型
・Twitterサービス作っています。
・MTのプラグインが得意です。
・AIRアプリ売ってます。CMS売っています。

特殊技能
・携帯のコーディング/ディレクションが得意です。
・公式CPの経験あります。

微妙なのは、

・こういうWebサービスを運営しています(これだけだと微妙)
・Flex / Flash / Rails得意です。(それ自体はもはや特徴的ではないので、エッジが立ってること大事。)


典型的な例で、覚えられないのは、

・受託やっています。内容はケースバイケースです。


これだとメニューのない料理屋さんみたいなもので、今、カレーを食べたい人が、そういうお店に入りますか?という話に近い。

ただ「カレー作ったことがあります」ではダメで、面接でよくありがちな「PHP触ったことあります(本で勉強した程度)」「Linux、家でインストールしたことあります」というのと同じで、実が伴ってなければ、あんまり意味がなくて、やっぱりクオリティや作りこみ量みたいなのは大事だと思います。

その完成度や実績度合いが、そのままブランド認知としてのとっかかりになります。


・・・と、考えた時に、ポートフォリオとして、「こういうtwitterサービスを作っています」とか、「こういうiPhoneアプリ」を作っています、という実績というか、そう言えることは結構大事で、特に、twitterの場合は、twitterを通じて認知も得やすいので、思わぬ誰かに知られていたりとかもありうるので、少なくとも、そういう実績を持っているというのはアリなんじゃないのかなぁと。

単純にそれを流用して作って欲しい、という話が来くるので、準備、投資という意味では、とても利便性の高い実績だと思うんです。

他にも、youtube apiをどうにかするとか、Google Appsとか、EC2のapiとかいろいろカテゴリはあると思うんですけど。

今も、一つ案件をお断りしてしまったのだけど、よく考えたら僕のライバル関係にあたる人達にはアリなんじゃないかと思ったりもするのだけど、これまた会ったことのない人なので、人となりがわからない以上は紹介できないですよね。

僕が慎重過ぎるのかもしれないけど、実現可能性を計った上で紹介したいと思ってる方なので。


と考えると、

・人のつながり

と、

・その人が持ってるスキル(ブランド)

この2点が揃うと、非常に有利ということなのかな。

商品のブランドの話で、宣伝はブランド(買う理由)がなければ、やる意味がない、なんて話もありますが、ここで言う「宣伝」とは「人との繋がり」のことで、「買う理由」が、スキルと当てはめてみたら、結論としては「そういうマーケティング活動をしましょう」、という話なんだと思います。

ポテンシャルとしての能力とは別次元で。(それがまかり通るならマーケティングはいらない)

日常案件で忙しくてそれどころじゃない人は、無視して良い話だと思います。別に単価が上がるわけでもありませんし。ただ、ご紹介 / お願いできるお知り合いが、もっと増えたら良いなぁと言う個人的都合がきっかけのつぶやきでした。

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