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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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June 02, 2008

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採用担当者が見ているコミュニケーション能力って、普遍的な概念ではなく、「うちの会社で上手くやっていけるかなぁ?」という相対的なものなんじゃないかな。

コミュニケーション能力という訳のわからないものが社員採用の判断にされている件について:アルファルファモザイク

別に具体的に誰と折り合いがあうとか合わないとかまでではないとは思うけど、なんとなくうちの会社じゃ長続きしないよね、とか。

さもコミュニケーション能力というと絶対的な解決法がありそうな気がするけど、決してそんな感じではないと思う。

例えばお金持ちの家に育った人がいたとする。面接をしていると、どうも庶民の感覚とはかけはなれたレスポンスが返ってくる。別に本人には問題はないのだが、このままじゃ社内の人たちがそういう感覚についてこれないかもしれないなぁと思ったりする。

当然、社内には、平均的な庶民な人達はいるわけだ。そういう人たちとあわないかもなぁと判断して、しかもそれが業務上のリスクになり得るぐらい無視できないと判断されたら、そのお金持ちの人はコミュニケーション能力がない、と判断されるかもしれない。

でも、そんなことは決して外に向かって言えないことだから、汎用的な言い訳に落とし込んで「コミュニケーション能力がある学生が欲しい」ということを求めるんじゃないかと。

例として「お金持ち」という割と普遍的な概念を置いてますが、「学歴」「容姿」「趣味」とかいろいろあるとは思います。「オタクっぽい」とか「遊び人っぽい」とかでも良いんだけど。

しかし、それは自分の生き様だからね。


確かに、あらゆる状況でうまく好まれる力もまた「コミュニケーション能力」というのかもしれない。

あまり気にしすぎても仕方ないかなぁとは思ったりもする。そこを隠して会社に入って苦労するのは自分だし。それよりはその状況を生かすような自分にあった就職先の方が楽しいと思うし。

それをうまく乗り越える「世渡り上手」なら良いんだけど、そういう人にコミュニケーション能力というキーワードの悩みはそもそもないハズだしね。

無理なものは無理です。それが能力ってもん。


で、一番、重要なことは、そうやってコミュニケーション能力で云々と判断されたとしても、自分のコミュニティではなんてことないコミュニケーション能力だったりすることがある。

こういうのをよく「縁がなかった」と言うがそれは本当の言葉。

「縁がある」会社を探すってのは大事だと思う。場合によっては学生時代では知り得ない会社名かもしれない。最初はバイトからかもしれない。けど、会社ってのはあくまで人の集合体だから、自分に合う人たちに出会うのが絶対的に一番幸せだと思う。

これだけは間違いない。


まぁ難しいけどね。 僕もこんなこととてもじゃないけど学生時代には言えないし。どっちかというと、僕も就職活動はうまくいかなくて追い詰められていた側。

新卒で入った会社では、とても素敵な人たちと出会ったし、今の社会人やエンジニアとしてのアイデンティティとなっているけど、それって僕にとっても結果論だしね。

僕はどんな場所に行ってもリスペクトできるところを見つけて、なんとかやっていく能力は高いと思うけど、そういう考え方があわない人はいるだろうしね。(単純に今までが幸せだっただけかもしれない、とは防御線として書いておく。人生いろいろ。)


それと、まだ社会人としての身のこなし方を経験していない学生を採用するときに重視するのは、ちゃんと教えて身につけらるか?という伸びしろ。

例えば、厳しく鍛えてもちゃんとついてこれるか、的なのもそうだし、ちゃんと報連相できるようになるか?!とか。そこでのノリは体育会系もあれば、もっとクレバーにこなせそうとか、希望を持ってるとか、そこに企業の色があったりする。それこそ、とても有名で大きな会社なんだけど、しごき当たり前の会社でノルマがきついとする。でも、僕みたいに、そういうのに明らかに向かない学生が来たら、入れない方が幸せですよね。お互い。


ただ、コミュニケーション能力と言えば、最近は怒ると学校に来なくなるとかそういう学生もいたりするらしいので、まぁそういうのに負けないところなんかは見るだろうけどね。

また逆に素直って言うとなんか子供じみた表現かもしれないけど、いくつになっても素直さってのは必要だと思うしね。レベルが高い学生であれば、そのレベルなりの素直さっては絶対必要だろうし。

なんというか良くも悪くも完成してしまった学生ってのはあまり好まれないんじゃないかと思うし。2歳でG1取って後勝てなくなるより、古馬になってから天皇賞や有馬記念を勝つ方が伸びしろ大きいしね(なんのこっちゃ)


と、まぁここまでマジレスしてみたけど、要は「コミュニケーション能力」に対する嫌悪感とは、合格基準のない判断をされる初めての経験への葛藤ってところかな。気持ちはとてもわかるし、それは社会に出てからもよくある話。

でも悔しいことに冷静に考えると結構正しいんだよね。相手も経験積んでる人達だから。

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