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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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November 26, 2006

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本日は、WebSig24/7の会議でした。2次会でサンタコスプレしていたえふしんです。

「2006年の振り返りと2007年のWeb業界を考える」

今回はいつもの講演者によるプレゼン形式の会議と違って、ディスカッション形式の会議で、テーブルごとに違うお題を考えてもらうという企画でした。

ネタは、WebSig用のコトノハとも連動してある以下の4ネタでした。

どうすればクライアントの理解度を高められるか?
どうすればWeb業界全体の労働時間を短くできるか?
どうすればWeb業界全体の受注金額を底上げできるか?
どうすればWeb業界の人材層を厚くできるか?

こういう試み自体は初めてで、はたして盛り上がるのか?と、モデレータ陣の中には不安で一杯だった人もいましたが、始まってみたら、みなさんアクティブに会話をしていただき、どこのテーブルもちゃんと話をしているようで安心しました。

各チーム発表していくのですが、僕はマイク係で、あっちこっちに走り回る中で、あまりちゃんと聞けない中で、とても自分にとって印象的だったのは、

どうすればWeb業界の人材層を厚くできるか? という質問に対して、

「スキルがあることを重視するから採用できない。そこは少し置いておいてポジティブな人間性などを重視して、スキルは育てることでカバーできないか?」

という感じの話が出ていました。

なるほど、コトノハ上でも漠然と見ていた中で、リスクを取って新卒採用をやっている会社はいる、という話があったり、僕のコメントでは、ここ数年スキルがない人を採用しなかったから人材層が薄くなってるんじゃないか?などのことを書いていました。

とりわけインターネットの技術、オープンソースの技術というのは、就職していなくても勉強することができます。例えば、機械加工のように旋盤のような設備がないと学ぶことができない職種とは対照的です。

これは参入障壁が低かったり、それこそ学生でも十分以上に戦闘力を持つことができ、即戦力を生みやすい土壌がある反面、採用側がそこに期待しすぎて、即戦力だけを無条件に求めすぎているというのは考えられませんでしょうか?

先の設備投資の関係上、少なくとも個人の環境では即戦力を作りえない職場の場合は、少なくともオープンソースを家で勉強してこい、とか、アクションスクリプトは趣味でも勉強してるよね?などということは期待できません。それが故に、仕事の中で人を育てていくのは、当たり前の活動です。

それに対してWeb業界は、オープンソースがあるから、などの理由で人材側に暗黙の努力を求めすぎてはいませんでしょうか?それが故に、人材が採用できない、否、個人の努力を盾に会社側が人材育成を放棄しているとすれば、それは人材不足感が出てもしかたないよね、と。

つまり環境要因で人材育成の環境がそろってるのはいいんだけど、そこに甘えすぎてはいないだろうか?

それともう一つ、3次会で話をしていて、何故か共通のネタで盛り上がったのですが、簡単に言うと、

「ビジネスを見ずに技術ベースでネガティブな反応をする」人材の存在。

要はビジネス要件に対してネガティブな考え方をした上、何がしかの技術的正論を盾にビジネス的なチャレンジができない人材の考え方をどうやって変えればいいのか?という話でした。

その場の会話での結論は、本質的にその人の考え方を変えるのは「結構、無理かも」という話になっています。

それもビジネス的な空気の歩調があってない人と、技術的正論の価値観を元に話をすると、そもそも目指しているものが違うが故にお互い苦労する、というところがあるのではないかと。

ひょっとして、これもスキルベースで人を採用すると起きがちなのかなぁと思っていました。特に価値観が完成されてしまっているエンジニアの話、デザイナーもあるな。昔ながらの職人さん。

正論でも一般論でも、同じビジネスの方向性を向くようにすべし、という話なんですが、ぶっちゃけて言えば、そこまで人を説得するスキルがないという部分であったり、年齢が近すぎてやりにくかったり、話辛かったり、時間がなかったり、同じ会社じゃなかったりと、いろんな部分で理想的にいかない現実ってものがあると思います。

なので逆に言えば、自分ももっと努力すべきことはあるのはわかっていて、到底一般化できるような話じゃないし、するつもりもないんですが、一つの生き方のヒントとして。

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