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March 12, 2006

しごくまっとう、かつ合理的な考え方をもって、物事を批評する力がある人がいる。
しかし、多分、それではイノベーションは作れないんではないかと思っている。

こういう人達は、現時点の事実に基づいたネガティブ要素を過大に表現し、強い反論を展開できるので議論の相手としてはタチが悪い。
こういうときには、こう考える。もしくは、これを、そのまま伝えてしまっても良い。

「もし自分達が任天堂だったとして、Nintendo DSのUIを考え出したら、あなたは賛成しますか?」

そういう人は間違いなく反対する。

何故ならDSのUIは、ソフトウエアデザインにおいても多大な制約を生み出すし、その時点では、万人に受け入れられるとは思えないからだ。まっとうに考えたら、問題点の方が多い。

しかし、イノベーションがもたらすニーズとは作り出すものであって、別に迎合を目指すものではないこと。
当然、失敗する可能性も高い。そんなことは当たり前なのだ。だって、どこにも存在しないのだから。

この失敗する可能性の部分を、極大化して捉えてしまうのが、こういう人達の特徴である。

・・・何故、そんなに怖がる?

それでは作ろうとするものはすべてOracleになってしまうし、Solarisになってしまうし、スーパーコンピュータになってしまう。

同時に、何もやらないうちに成功する可能性が高いと思ったアイディアは、凡庸なアイディアであることが多い。

例え失敗しても、一歩を踏み出していかないと先には進めないのだが。

・・・しかし、ホントに必要なのは、こういう人たちを納得させるだけの情熱やアイディアなのかもしれないな。亀田のお父さんを見て、ふと思った。

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