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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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author:えふしん
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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October 08, 2010

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面接のときに、給料はいくらでも良いので雇ってください、と言ってくれたS君を、サービスディレクターという立場で社員登用となる。

本人の社会人経験の中では、WebのサービスというかWebシステムの企画は未経験だったので、こちらのステージ的にも仕事をお願いし続けられるかが見えなかったため、しばらく、契約社員で様子を見させてもらった。

その人の筋の良さと、ついてきてくれる根性さえあれば、中途で未経験な人を育てるのは、過去の経験から、なんとなく自信があって、今回のケースは、一応、過去の勝ちパターンを踏襲しているつもりだが、人が違う以上、あくまでも本人が乗り切れるかどうか、の問題なので、本人ががんばっている、ということに尽きる。

ネットを仕事にするときに、良いところでもあり悪いところでもあるのが、「本人の趣味」が仕事に反映されやすいところだと考えている。

そもそも「自分の好きなことを仕事にする」なんてのは、モバツイが元々自分が欲しいサービスだった、ということを知っていてあえて書くと、こんな考え方は、甘い考え方で、例えば、産業機械のエンジニアが作っている商品のデザインが好きか、というと、多分、そんなはずはなく、もうちょっと抽象的な、誇り、技術的興味、やりがい、会社への帰属意識、などという話になるハズで、ネットの場合は、「こういうデザインが好き」とか、「こういう機能が好き」という好き嫌いの話に落ちてしまうのが、話が早い反面、会社の方針とあわないこだわりを生むきっかけにもなる。

そういう意味では、経験者という部分の罠として、ネットに詳しいことは話が早い、という意味では重要だし、重要な経験をしている場合はそれそのものが強みになるわけだが、固定観念や、過去のこだわり、がミスマッチの場合は、相容れない価値観の違いをもたらすかもしれない、という意味では、そういうところを重視して見なきゃいけない、ということになる。

それに対して未経験者の場合は、人脈も経歴もあるわけではないのだから、如何に育ってくれるか?というイメージが描けることこそが採用要因となる。

年齢がいくつでも同じなんだけど、年をとってる程、成長ののりしろは少なくなるわけだから、特に30を超えた年齢ともなると、柔軟性や若さ、というのが必要になってくる。でも、僕自身も含めてネットの世界で生き残るには、いつまでも若さというのは持っていないといけない。

決して数十年間同じことを続けたことがノウハウになるような巧の世界ではないのだから、後から出てくる頭が良くて若いエンジニアとうまくやっていくか。場合によっては、自分よりも10も20も若い社長や上司に従うシーンもあると思う。そういう時に、一番大事なのは何か?を常に意識しつつ、本質で理解すること。若い相手と、うまく会話ができない年のとり方をしてしまうと、生き残るのは厳しくなってしまう。

よく「時代の移り変わりが速くて大変」とか言う言葉があって、今はモバイルのパラダイムシフトの真っ最中なので、本当に大変なタイミングで、そこで仕事ををできている自分が楽しくて仕方ないのだけど、その前は何年か単位で停滞していたような気がしていて、そういう状況なのに「時代の移り変わりが…」って言ってしまうのって、若い人と会話し続けられるか否か、というのと似たようなものなのかも、とか思ったりする。


ま、そんなことは今はどうでもよくって、S君には、打てば響くような企画を早く作って実現させ、成功体験を持ってどんどん成長していってもらわないといけないので、がんばらないと。

うちに来るからには、損はさせない、というか、一流になって欲しいわけですので。がしがし鍛えます、とか言うと、イマドキじゃないのかしら。

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