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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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May 20, 2009

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なるほど。

特急列車はなぜ早いか?(その仕事はなぜ遅いか?):DESIGN IT! w/LOVE

仕事を早く進めるコツというのは、途中で速度を緩めずにすむよう、あらかじめ途中で止まらないための計画をしっかりしておくことだと思います。

特急列車は速いのではなく早い

池袋などを通過する首都高5号線は、結構コーナーがキツイのですが、平均90km/h〜100km/hぐらいでブレーキを踏まないように走っていると、直線でアクセルを踏んで(120km/hぐらいかな)、コーナーでわざわざブレーキを踏んでるような直線番長なだけの車には追いついてしまうんですよね。

その仕事が直線だけで構成されているなら馬力の速い車が単純に速いわけですが、実際は、直線あり、コーナーありの場合は、直線だけ速くても、速く目的地に到着するわけじゃない、ということですね。

受託などの仕事の遂行上、お客さんと多く関わる仕事で夜が遅い人の話を聞いてると、パートナーやお客さんなどの「違う会社」と関わるために必要なオーバーヘッドが思いのほか大きかったりします。

例えば今日mtgをして、明日までに企画書を作らなきゃいけない、となるからこそ残業が発生します。

自社サービスの仕事でも、外部のお客さんやパートナー他社と関わり合う仕事になると、途端にスケジュールが不安定になったりしますね。

だからこそ、なるべく直線を走る環境に専念して欲しい開発や制作仕事と、お客さんと折衝をするSEやディレクターとは職種を分けたり。

しかし、そのありがたみを理解してないというか、直線を走る人が会社員的な権利などと勘違いして、自分のやりたくない仕事をディレクターやSEなどの調整弁的な役割の人に押しつけた結果、のりしろがなくなって、全体が進まなくなるジレンマなんてのも起きたりもしますが、こういうのは場当たり的な仕事のデザインというよりは、会社やプロジェクトチームのデザインだったりしますね。日常的な何か、という感じで。

仕事での役割というのは、役職でも肩書きや職種名でもなく、原則として「目の前のタスクや状況に対して、(最適に)できる人がやる」という考え方は維持したいものです。株主でなければ会社をやめてしまえば誰だって「ただの人」なのですから、所詮は会社での立ち位置など、その会社でのロールプレイに過ぎません。(ただし立ち位置は勢力争いです)

(僕は上司は単純にエライとか、そういう考え方嫌いです…社宅の奥さんに上下関係が入ってくるようなアレ…そういう古き良き日本的考え方は、後輩を上司にすることでリストラへ持ってくなど、結果的に都合良く利用される組織統制の概念でしかありません。そうじゃなくてバントならバント、リリーフならリリーフ。うまくいくための役割に徹することは重要だと思ってます。これなら年上とか年下とかも全然関係ありません。)


余談ですが、上記の理由で、よく言われる「仕事は定時までにできない人は仕事ができない」というのは、お客さんと関わるという外部要因が大きい職種では単純には成り立たない概念だと思います。

個人に落とし込むと、結局は1時間あたり、1分あたりのパフォーマンスが重要、というのは、どんな職種でも変わらないのですが。

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平均90km/h〜100km/hぐらいでブレーキを踏まないように走っている?
そんな人はいませんよ。
制限速度は知ってますか。
オービスは知ってますか。
高額のため勉強して下さい。
http://rules.rjq.jp/bakkun.html

2009/05/20 14:49 めがひっと

要は“speed”と“agility”の違いですよね。
がむしゃらに疾いだけでもダメで、ロードマップを頭に叩き込み、そこそこの速度を維持しつつライン取りなどを駆使して早めに(quickly)コーナーを抜けていかなければならない、と。
さもなければまさかの場面でブレーキを踏み損なって激突=死が待ち受けているわけです。
そしてそれは企業運営のみならず、人生そのものにも同じことが言えるわけで。
 
 
 
ちなみにスキー板でも、ダウンヒル用とスラローム用では板の形状がまったく違います(クロスカントリー用に至ってはもはや別物)。
とにかく直線時の抵抗を減らすことに注力したダウンヒルモデルに対し、機動性を重視するスラローム用はむしろ「いかに素早くコンパクトに曲がれるか」に重点が置かれます(製品によっては性能の追求の結果、円筒形に近い滑走面を持つモデルがある)。
 
 
 
要はそんな感じで、馬力のある職種や職掌はしかるべき場所でガンガン飛ばしていけばよいし、機動力やら臨機応変な立ち回りを要求される部署は本来出せるはずの疾さやパワーにこだわらず機敏かつ柔軟に動けばよい、と。
つまりはそういうことですよね。
 
 
 
余談ですが、特急電車の中には「振り子電車」というものがあって、急カーブでは車内の平衡性を維持しつつシャーシのみがハングする(シャーシとボディが別々に傾く)構造によって遠心力を低減しているのだそうです。
 
 
 

2009/10/25 02:03 船沢荘一
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