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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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February 01, 2004

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CMSという言葉は、今までのニッチなところから間違いなく今年のメジャーなWeb業界のキーワードになっていきそうだが、おそらく、いろんな製品連発で市場が混乱するであろうという予想。

CMSを単純なサイト管理の工数削減ツールであったり、SEO対策のリファレンス的なHTMLを量産するためのツールとして使うニーズが基本的には求められるだろう。これは数年前から存在しているCMSなる製品の本来の目的であろう。

EC,大規模、自治体のWeb管理などにはこの手のニーズが不可欠なので、こういう製品はすでに沢山あるが今後も雨後の筍の如く盛り上がってくるものと思われる。

しかし、実際のところCMSたるblogツールやxoopsがいろんな意味でも注目されたのは、単純に情報発信ツールだったのではなく、サイト間、ユーザー間コミュニケーションを管理できるツールだったからではないだろうか?

とりわけblogでウケているCMSの本質はContent Management Systemでなく、Communication Management Systemだったのでは?と思う。この辺の整理ができてないと、CMSというキーワードは対象範囲が広すぎて発散しちゃうんじゃないかな。

広い範囲で見ると、DBからPDFを動的生成するようなのも、ポータル管理システムも全部ひっくるめてCMSと呼ばれているのが実情だと思います。

僕はContent Management Systemのような機械的なモノは、手間がかかるわりに限界も低く、UIや開発の都合で、アウトプットへの制約を生むことが何よりも嬉しくないので、作る身としては好きじゃないんですが、もし制約を生む先にCommunication Management Systemがあるのなら、大変興味があります。

いわゆるblogが基本的にはパーソナルコミュニケーションの道具であるのに対して、B2CやB2B、そしてB2E(・・・・B2Eとは、Business to Employeeという意味)で、より良いCommunication Managementとはなんなのか?を考えていかねばならないなと。

特にB2Eである企業内コミュニケーションは面白くて、既存のワークフロー管理とか、企業内情報ポータル(EIP)のようなシステムって、双方向的なコミュニケーションで新しい発想を創出すべしというのはあまり考えられてないような気がします。

工程管理や情報伝達を、上流から下流へ一方向的に、いかに低コスト、効率的に行うか?などといった経営者、管理者的思考が主体で、運用で巻き込まれる社員にとっちゃ、まったくもってはた迷惑なシステムに過ぎなかったりするんじゃないでしょうか?ナレッジマネジメントシステムも、ナレッジの蓄積ということに主体を置きすぎて、使う人たちにとっちゃウザイだけだっとか?想像の域でしかありませんが、商品がそうなる理由は考えられ、つまり、誰が購入決定を出すのか?という話は絶対にありますね。

どんな管理システムであっても人が使うのなら、Communication Managementの視点を忘れてはいけないですよね。コミュニケーションというからには双方向のやりとりが何かに昇華していくというイメージがもてることこそが重要であり、僕にとっての大きな目標になりますね。

そういうものの結果がナレッジマネジメントだったり、社員のモチベーション向上だったりするべきで、システム設計としては、フォームと一覧表示、検索作って「情報募集!」みたいな責任逃れ的に、運用に結びつかないお前らが悪いというところに壁を作って完結するのではなく、間接的にシステムの目的がついてくるように仕向けるべきものだと考えます。

と、わけのわからないことを言いつつ、じゃぁどういうもの作れば良いのか?ってのが難しいもんですね。今、ちょうどワークフロー管理システムを作ってて、コミュニケーションを主体に発想して設計はしてるんですけど、画期的な実装には、なかなか繋がらないです。ライバルは電子メール!までしか思いつかないのが凡人って感じですね。とりあえず、この手のアイディアがblog界隈で発展していったら良いなと思いつつ、中途半端にアウトプット。

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