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藤川真一について


初代モバツイ開発者
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November 23, 2009

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ツイッターを始めてからブログを書かなくなった、という意見をよく聞く。

またツイッターに書くと満足してしまうから、あえてツイッターには書かない、という意見もよく聞く。

さらに、ツイッターでの1日のつぶやきログをブログに転載するな、という意見も聞く。

これについては、多少なりともブログを人に見てもらいたいメディアとして位置づけているのなら、コンテンツとして、おもてなしの要素がつぶやきの集合体から醸し出されるようにしてるなら転載しても良いし、そうではなく、あくまで自分のためのものであるのなら、他人からの良い評価は期待できるわけないので、そこで判断すれば良いのではないかと思う。

結局、あなたにとってブログとはなんぞや?ツイッターとはなんぞや?ということに落ちてくる。

そもそものメディア特性で言うと、ツイッターは即時性は高いが、伝わる人数も少ないし、そのつぶやき自身が閲覧される寿命も短い。

ブログは、検索エンジンを通じてストックが利くので、3ヶ月先の他人のために書くこともできる。ブログ「メディア」としてのメリットは間違いなくここら辺にあると思っている。自分は、少なくともF's garageを始めた時に心がけたのは、3ヶ月先の誰かに伝わるコンテンツを書こう、と思ったところだったし、自分が関わっているカラメルというサイトの仕事でもとにかく記事を貯め続けることが先に繋がることを信じて、ブログ記事を毎日書くような活動に時間を使ってきた。

ツイッターのような寿命の短いメディアに書いて自分が満足してしまうのであれば、それはただの自己満足だったという可能性もあるし、その場で見た人だけに見てもらえれば満足だったりもするし、即、その場で問題が解決してうれしかったというケースもあるだろう。

その逆にブログで、「今、山手線が止まっている」と書いても意味がないし、【昨日の新聞】がゴミになっている可能性が高いのと同じく、「今、山手線が止まっている」という昨日のツイッターのつぶやきをブログに転載されても、面白くないし役にも立たないのは確かだろう。

時間を共有して、その場で複数の人が共感しあうというコンテキストにツイッターの魅力を感じている人であれば、そもそもブログに転載するようなことは考えないと思うので、ブログと似たようなストック的なコンテンツをツイッターに書いている人、というのが少なくともブログにつぶやきを転載することが自然な人の特徴だと思っている。

問題は、そこに無自覚な人が、それまでが素敵なストックのブログだったのに、賞味期限がすぎたフローのつぶやきの集合体をブログに転載してしまって、台無しにしているというパターンなのだとは思う。

ただまぁ、そこは「それが俺の使い方だ」と言われてしまえばそれまでである。元来、そういう日記は既存のブログサービスにいくらでも存在しているわけだし、ブログ感の問題と言ってしまえばそれまでである。

ー・ー
 

ツイッターに書いたら満足してブログに書かないというネタがあった場合、それは、あなたにとって、そのネタの現状の価値がそれまでであったということだから、別に無理に守りに入らなくても良いのではないだろうか。

外山 滋比古さんのベストセラー「思考の整理学」によると、自分の発想を熟成させる時間を設けて一旦忘れてみる。その結果、どうしても忘れずに生き残ったアイディアが本当のアイディアだと書かれていたと思う。

確かに、外山さんの本には、ほいほい外に出すとそこで忘れてしまったり、誰かのカジュアルな否定、批判でアイディアの種が壊されてしまうから、あえて熟成させるために口外しないというテクニックもあって、そこは、使い分けをしたらいいと思うのだが、そこにはツイッターもブログも関係ない。

ツイッターやブログを自分のために戦略的に使うのであれば、ブレストのように誰かの反応から、さらなる熟成に必要な材料を得たり、何かの反応があるのであれば、少なくとも誰かの関心は得やすいのだと言うことを計れるという面はあるだろう。

ー・ー
 

ツイッターで今まで以上に情報や、人の行動が可視化された結果、特に東京では、全ての活動を把握してイベントに参加することが不可能だということがわかったし、逆にそればかりに捕らわれていると、自分で何かを熟成する時間が取れなくなってしまうということで、物事の取捨選択が大事である、ということが、よくよく見えてくる。

オープンソースにせよ、オフ会にせよにせよ、いろんな人のいろんなタイムラインが存在して、その断片がツイッターやブログを通じて共有される。

人一人は24時間しか持ってないので、できることなんてのは本当にたかが知れているからこそ、沢山の選択肢の中で、自分が本当にやりたいと思ったものに自分自身を投下させ、自分だけしか作れないタイムラインを作る、というのがツイッター時代に自覚すべき生き方なのだと思ったりもする。

その中で、人に伝えたい気持ちを表現する伝達手段として、現状、ストックの情報は、起承転結をパーマリンクに押し込めることができるブログに蓄積するのが最適だし、リアルタイムなアテンションを伝えたければツイッターが最適だと言えるのではないだろうか。

しょうもないことを書いてしまったような気もしなくもないのだが、今は、インターネットを通じて、誰でも他の人に向けて情報のアウトプットができるようになった今、かつての知的労働者層が思い悩み辿ってきた道を辿っているとも言える。

そういう意味で、この話もまた外山氏の本に書かれている内容で説明がついてしまうと思う限りで、今の自分にとって、この本の偉大さをつくづく感じるところである。


参考:
F's Garage:書評:思考の整理学

F's Garage:「食事中なう」が無意味だと?あれ?ライフログってなんだか意味わかってる?

F's Garage:twitterの「つぶやき」の有効期間は2分

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