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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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July 21, 2013

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どうやら投票率が低いらしい。なんというかネット選挙解禁とネットの人から見るかもしれないが、世の中的には参議院議員選挙の一つでしかないだろうから、衆議院議員選挙ほど盛り上がらないだろうし、というのはあるのだろう。

また自民党が圧勝ムードで、ネット側で盛り上がっている東京の候補についても、当落線上の候補をどうするか?!という感じになっていて、なんとも盛り上がりの欠ける展開になってる感は否めない。

ネットでの選挙活動で得票数の手前にある投票率を上げるためには、blogやSNSでのPRではダメでしょう。
そもそもSNSが流行っているのは、ネットでの繋がりをリアルの人間関係に近くなるように微小に細分化したところにあるわけで、SNSを中心とした情報伝達は限りなくミクロな取り組みでしかない。

というより前からネット民は2chも含めて投票率が高かったと僕は思ってるので、そこだけに啓蒙した所で投票率にはほとんど影響がないと思う。

また得票についてだが、

以前のStudygiftの炎上を引き合いに出すのもなんだが、あの騒動で学んだこととして、twitterで人気のあった家入さんでさえも、Studygiftが炎上して初めて、ようやく家入さんの持つソーシャルグラフの外に情報が伝達した。twitterで家入さんがStudygiftの取り組みについてヒアリングした時に肯定的な意見しか返ってこなかったのに、取り組みを始めた瞬間に想定していなかった問題が指摘されたり、既に退任しているペパボの社長をまだ続けていると勘違いされていたり、文字通り「違うレイヤー」に情報が伝達したということに他ならない。

拙著「100万人から教わったウェブサービスの極意」においてもリツイートの話で書いたことであるが、ネットでは、肯定的か否定的かに関わらず、話題がもちきりになるぐらいのムーブメントが起こることでしか沢山の人の関心を得るのは難しいらしい。

候補者も、それぐらいのムーブメントの中でPRしないことにはネット活動が得票数に結びつくことはないような気がする。

別に実験していたわけではないが、ネットはそもそもpullメディアなので、ネット選挙解禁となっても、関心を持たなければ完全にスルーできるということがよくわかった。IT大手の重役を中心に、特定の候補者を持ち上げる写真だけは見ていたが、当人の何が良いのかというのは、自らが勉強をしにいかないことには全く目に入って来ない。僕らは○○学会の民ではないので、ネットで繋がっているだけでは単純な票田にはならないだろう(まだわからんが)

また、それ以外だと別の候補者が渋谷の駅前でフェスをやったとか、公職選挙法に違反したんじゃないか?!などという割とどうでも良いことばかり。

投票率を上げるためには、どういう理由でも良いから、国民が勉強をしなければならないのだ(俺もな)。勉強をするための材料は「ぐぐれば良い」。そのお膳立ては、今回のネット選挙解禁で揃ったわけだ。

しかし、その検索キーワードを検索窓に入れるか入れないかは、大きな差がある。簡単にできるからと言っても、やらなければ無であって、これがインターネット時代にはっきりしたことである。そもそも争点となるキーワードが頭に浮かんでなければgoogleという素晴らしい検索エンジンも宝の持ち腐れである。

ネットを選挙に生かしていくなら、自ら学ぶ主体性を作っていくことが今後、必要なことで、それはもしかしたら徴兵制が見えてきて、友だちが生きるか死ぬかというレベルの危機感になって、ようやく必要になってくれるのかもしれない(どうなんだろう。。。)

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p.s.面白かったのは、

10代の投票率が0%!若者の政治離れが深刻に - Togetter

「10代の投票率が0%で20代の立候補者もいないなんて!」

あ、そうか選挙って年寄りの特権だったのね。そりゃ関心低いよね、なんて漠然と思ってみた。

インターネットの知の高速道路によって賢い子が増えた気がするので、衆議院、参議院共に20代前半で立候補できるようになったら投票率上がるかな?!

そう考えると吉田拓巳君がやってる取り組みはいいかもね。まだ偏差値高い子しかやらなそうだけど、今回参加した人たちの意思決定が3年先の次回選挙の段階で正しかったかを検証することが大切だと思う。アドホックなその場限りの選挙意識の高揚ではなく、意思決定の連続性と反省こそが政治参加として有権者には大切なのではないか。是非続けてください。

10代擬似投票

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