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September 26, 2009

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iPhone 3GSユーザーの方々、もうセカイカメラやってみました?

twitterでは結構話題になってたので、僕もやってみました。

実際見てみると、なかなか感動です。

原理は、位置情報と傾きセンサーなどから自分の位置と方向、向きを抽出し、一定の距離内にあるタグ情報をWebからダウンロードしてきて、目の前のカメラ画像にオーバーレイして表示する、というものでしょう。


FPSやセカンドライフの3Dが苦手な僕的には、ぐるぐる回ると気持ち悪くなる、とか、情報の精度的にどうなんだろうとかは、なんとなく現状に対して、いろいろ思うところはありそうですが、大々的に発表したのに、誰も似たような実装を出さず、一番最初に無事にアプリをローンチされたことに拍手を送りたいです。


触ってみたら、いろいろ感じることがありました。やっぱりモバイルは外で試さないと机の上では何も思いつかないものですね。

思ったこととしては、短距離の位置情報のブラウザとして、とても直感的で面白いインターフェースだなと思います。

位置情報系がイマイチ、直感的ではないと思っていたのが、情報表示のインターフェースが地図かリスト表示しかないところだと思っていました。

地図は実用的な情報であって、それ自体は、決して面白いものではありません。
電車で言うなら時刻表や路線図みたいなものであって、ワクワクする駅の景色や車窓の風景ではありません。

GoogleMaps apiが出たときに、Google Mapsを使った面白いゲームらしきものが出たりしましたが、やっぱり地図は地図でしかないと思うんですね。(航空写真は面白いですが、海には恐怖を感じるので苦手)

全体を俯瞰する情報としては地図は最適なインターフェースですが、「ラスト10m」を表すにはちょっと足りないかなと思っていました。

一言で言うと「萌えない」

それに対してセカイカメラの「カメラ画像」はかなり良いと思いました。

セカイカメラの仕組みを取り上げると、実は、いわゆる地図と位置情報を組み合わせて作られている多くのジオメディアと実装に大して差がないことに気がつきます。

僕的な、セカイカメラ的アプリの理想型としてなんとなく思ったのは、

「Google Maps + もっと高精度なGoogleストリートビュー」

です。

エアタグは実はGoogle Mapsのマイマップ上に貼ったタグと同じですね。このタグが、ストリートビューにオーバーレイされて、現在位置に同期したら実は、そんなに変わらないという話になると思います。

ストビューは、過去の写真が表示されるので、夜中でも昼間の視点で見られるというメリットもあります。

しかし、しばらくは今の情報精度に近いものが限界でしょう。それこそ多くのユーザーの自然な行動が自動的にストビューの画像を更新していくような技術が作られない限り、いつまでプリウスは世界を走り続けるの?、という話になると思いますので、いつまで経っても車からの映像に過ぎない。

それに対して、セカイカメラは目の前の映像を使っているのでストビューみたいに情報更新のコストはかかりません。

何よりカメラ画像であるというところにわかりやすさ、面白さがあります。

そういう意味では、非常に低コストなリアル情報ブラウザ、というのが実態なのかなと思いました。

Webブラウザだって、最初は、ハイパーリンクという素晴らしい哲学と、テキストと画像の組み合わせだったと思います。組み合わせの妙。それぞれは説明されて決して意味が理解されないものではないと思います。でもって、何がスゴイの?と言ってた人はいるんじゃないでしょうか?

でも、何やらものすごいエレガントで、スケーラブルだった。

Webブラウザは、cgiでサーバサイドでコンテンツを動的生成できるようになってから世界が変わったんじゃないかと思います。

そして今では、Webブラウザという窓枠の中に、業務アプリまで描画されるようになった。

このブラウザという窓枠はなかなかユーザーの心を強力に掴んでいます。この窓枠は何を表すかというと、「リンクとページ遷移と、使い慣れたフォームしか存在しない」という安心感です。

Adobe AIRなどの脱ブラウザを目指した便利で高機能なアプリがなかなか普及しないのも、このブラウザという枠の安心感がユーザーの心を掴んで離さないからです。

セカイカメラも、「とりあえずこの画面を開けば、何か得られる」という期待の持てる「窓」になったら、モバイルのリアルブラウザになりうるのかなと思いました。

そういう意味で、今後の発展に期待です。

という前提で、とりあえず思ったキーワードは、

・セカイカメラからtwitterへ送信、じゃなくて、twitterからセカイカメラへ送信かな。
・コンテンツからセカイカメラを起動
・全体を俯瞰する地図からセカイカメラ
・セカイカメラからWebコンテンツやアプリを起動
・Flashのようなプラグイン
・情報のオープン性と外部の情報プラットフォーム連動とスケーラビリティ
・欲しい情報のフィルタリング(これtwitter使えるんじゃないかな。)
・デベロッパーに、つっこみ所を提供する。

セカイカメラがどういう特許を取って権利を守っているかはわかりませんが、単純にジオメディアを運営しているところが持っている位置情報と「現地表示のためにiPhoneやAndroidのカメラ映像とを組み合わせる」というのは容易に思いつく応用例です。

しかし、「窓」としてユーザー動線が提供できるなら、その役割をセカイカメラが担って連携するのは可能だと思います。

ただ、セカイカメラは「メディア」なのか「ツール」なのかってのは結構分かれ道だと思っていて、僕のイメージでは、この記事のタイトルに掲げたとおりツールとしての可能性をイメージしているので、セカイカメラという世界観そのものの面白みを発展させる流れをサードパーティに委ねられた方が良いような気がしています。

しかし、もしエアタグを広告媒体にするなどメディアとして頑張りたい場合は、短期的にエアタグを目的にしてしまうと、現状のセカイカメラどうよってあたりと、「スゴイね〜の次はどうなるの?」というのが若干心配だったりします。

オープンソースで配布するわけではないので純粋にツールを目指してしまうとマネタイズするのが難しい可能性が高いので、まずはメディアとして成功しなくてはいけないのかなとは思うのですが、今後の動きに注目です。


昨日久々に奥さんと飲みに行ったのですが、とりあえず昨日の段階で欲しいなと思ったのは、

「繁華街で、セカイカメラをかざすと、今すぐ入れるお店の情報がわかる。できれば焼き鳥屋」

というものです。カーナビと同じで上下が掴みにくいという弱点があるように思えますが、ビルの何階かってのはわかるハズですから、そういうのは情報のつけかたでカバーできることだと思います。

ただ、リアルタイムのお店の混雑状況などは、ぐるなびでさえ実現できていないのですから、現実には難しい問題が沢山あるのだと思います。少なくとも、インターネットやモバイルの存在感がもっともっと大きくなって、ビジネス的に無視できないほどのメリットを飲食店に提供できなければ、そんな情報がネットに出てくるとは思えません。

そういう意味では、今、それにもっとも近いのは、日本ではぐるなびやリクルートだと思うのですが、これらの会社と連携するようなビジネスが理想です。


まぁ現状は、きっと、一度つけたタグの削除はどうするのよ?とか、iPhoneのGPS精度ってセカイカメラの情報解像度ではイマイチだろうなと思うし、細かいレベルで山ほど課題があるのでしょうから、ツールまたはメディアとしての品質を高めていくんでしょうから、是非とも頑張って欲しいものです。


ところで、twitterでもそうなんですが、セカンドライフみたいに失敗するんじゃないか?云々みたいな指摘は、マクロでしか捕らえていない話です。競馬で言うなら、「中山1200m内枠不利」、この馬は内枠に入ったから負け!って言ってるにすぎません。

そうでなくて外野は運営する人がどう経済圏を作って、どう頑張るか?というところだけを見ておけば良いと思います。ユーザーとして、ここはこうして欲しいってのはもちろんアリですけどね。

全ては存在しないところから始まってるんですから、失敗する方にベットしておけば当たる確率が高いのは当たり前ですので、そう言うことに意味を感じません。失敗に0より少ない量はないのですから。

久しぶりに脳内がワクワクするソリューションに出会えたと思います。


##ちなみに、電脳コイルを見たことない人の視点として、電脳コイル云々という表現は情感が全く伝わらないのでやめた方が良いかなと思います。WBSでも電脳コイル云々って言ってたけど、あの短い時間でメリットが伝わるかっつうの。

##追記:ロボット技術やARってのは、基本的には既存デバイスやソフトウエア技術の応用技術なので、はよ実装して、うまく動かし、市場の支持を得たもの勝ちだと思います。

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Google Street Viewと違って地球の裏側を見ることができない。端末のある現在位置の周辺しか見ることができない。だからこそ「ここにいる!」感がある。機能制限によって実感が生まれている。
そこがいちばん面白いと思いました。

2009/09/27 00:10 mujin

セカイカメラの、この表現とても言い当てて妙ですね。

「Google Maps + もっと高精度なGoogleストリートビュー」

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