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February 21, 2009

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PPPというとダイアルアップのことを想定する人もいる中、今回のPPPは「Pay Per Post」という言葉で、ブロガーがお金をもらって記事にするということ。

googleのガイドラインに、意図的な方法でpagerankや検索順位を上げる方法はダメよという考え方がある中で、何を隠そうgoogleの日本法人が、ブロガーに記事書いてねという流れで、意図的な方法で検索順位を上げるのと同じ行為をやらかしてしまったものだから大騒ぎになって、謝罪およびgoogle Japanのpage rankを下げるというペナルティ(ただのみせしめ)が行われたというところが発端。

それ以降のPPP賛成派、反対派についての流れに意見に興味ある方についてはyasuyukiさんの記事参照のこと。

PPPとWoMについてそろそろ語っとくか。 - Vox

とりあえず個人的に思ったことは、

・意見を発してる人が知ってる人が多いなぁ、と。(つまり少数・・・言い換えれば、一部の優良ネットワーカーや関係者)

・どちらの意見もわかる。
(薬事法逃れの商品PRに使われるのは最悪という意見には思わず唸った。ただ薬事法は厳しすぎるから、うまくできたらアリかもと同時に思った。どっちにせよ、ここは金になる所だね。)

・個人的観測範囲で言うと、google Japanがやらかした件については、「有料テキストリンクに対する制裁」ということだけが伝わってる印象。(それはみんな知ってたから)


今のところ一番影響を受けているのは、SEO業者ないしはそういう活動をする人ではないかと想像。

ということで、完全に「一部のできる人」が議論している状況なうちに、どんどんやって欲しいです。

というのも、SEOのように「金のなるロジック」になった瞬間にモラルなんて吹っ飛びますから。

今はまだ実現していない「レビューを書かせる」→「モノが売れる」→「広告宣伝の原資が生まれる」→「レビューを書かせる」というサイクルが生まれたら、大量の記事が生まれ続ける。

このサイクルが成立してしまうと、それの反論記事を一人や二人で書くぐらいでは太刀打ちできないぐらいの情報が氾濫する。単純に言論の数が売り上げを決めるなら、そういう記事を量産するbotが出てくるでしょうし。

もうそうなったら今のプレーヤーが何を言ったって止められません。
だって、そういう人たち、今起きてる議論は絶対見てないし。
(せいぜいテキストリンクどうやってこか?、ぐらいじゃないかな)

で、今のところそんなうまく行くわけないじゃん、ってのはある程度見えてるけど、全然見えてない、とも言える。そもそも広告は効果がよくわからないものに値段をつけてきた部分はあるだろうから業種的に曖昧でもなんとかなってしまうんでしょうね。

だから、そこまでに「この手法はとても難しい」ことがわかって、結果的に「現状のプレーヤーしかできません」と言う既得権益になるもよし、「やっぱり無理だよね」となるもよし「やっぱり広告じゃないよね、それ」で、お金が出なくなるのも良し、と言うあたりが結論づけられれば良いのかなとは思ったりします。


完全に他人事のように書いていますが、僕は基本的な考え方は、昔、河野さんのWOM勉強会に参加した時に感じたことがそのまま進化していないのですが、

「お金(やモノ)は情報伝達の潤滑油」

だと思うので、それ自体は悪くはないなぁという考え方をしています。

アップルやMSのように誰もが賛否両論を書きたくなる製品ってのは、大体、コンシューマー向きの製品だったりします。もちろん、そうされるべき活動をしてきた会社だから当たり前です。

しかし、それ以外のB2Bの製品や、まだブランディングに力を割くタイミングではない企業の活動もあって、なかなか紹介してもらう機会がない、会社の人数も少なくてその能力もないというというケースもある。

そういう会社の商品をモニターとして使ってもらうにあたって、なにがしかの謝礼が伴うことはそんなに悪くないなぁと。

だから、餅は餅屋になる人が、その道をうまく形づけられると良いんじゃないかなあと思っています。餅は餅屋になる人に求められることは、イベントや何かの機会を通じて、正しく企業の想いを伝えてあげるお手伝いをすることで、ここをうまくやることで、図らずも安易な後発(=大手)企業による参入を防ぐことになると思います。

かなり地味な作業であるべきで、トラックバックみたいに機械で実現できるものはすぐ悪い方向にパクられるので、自動化や効率化するようなものではなく、完全にノウハウレベルのアナログな話だと思います。

まぁそこまでやって書く人が素人のブロガーなの?みたいな話はあるんでしょうけど。


昔あったStart Macが不快でねぇ。結構、参加してる人のやる気のなさが見えてたので俺にくれよ!みたいな話だったわけです。

「ブログに記事を書くこと」は、システム的には誰でも書ける環境はあるけど、例えプロのライターではない素人ブロガーと言えども、やっぱり誰でも書けるわけじゃないというのは現時点でもあると思うんですよね。「書くエネルギー」ってやっぱ必要で。(そのパワーを金で買うのが反対ってことなんだろうなぁ)

カリスマ主婦アフィリエイターとかは立派な職能だと思うし。(まぁ、そもそも主婦という分類は身分ではなく「状況」のことなので。)その辺はネットらしい展開の一つという事になったらいいなぁとは個人的には思いますね。

それに広告価値があるのか?は僕にはよくわかりませんが、誰もが最初は素人だったというあたりは大事にしたいなとは思っています。

##なんかぐだぐだ書いてしまったけど。タイトル通り結論ありきではございませんです。すいません。ただ、「数と質」のバランスってのがあって、googleって数があればSEOはなんとかなるんだよね。対してYahoo!は質みたいなものが伴う必要がある。そこのスタンスの差が対応の差にも出てくるんじゃないかなぁと思っていて、そこが一つの突破口になるべきなんじゃないか?とか。


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