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November 19, 2008

SNSに訪れる人は広告を見たいわけじゃなくて、友達とコミュニケーションをしたい場だから、広告効果が低いのでは?という仮説をどこぞのアメリカの記事で見た。

いったい何のSNSサイトをイメージして言ってるのかはわからないけど、なんとなく思い当たるフシもなくもない。

現実的に、両雄の巨大SNSに掲載するバナー広告のPV単価が安くなりすぎて、全体的な値崩れを起こしているなんて話も聞くわけで。

先日あったデジタルガレージのイベントでのタカヒロさんのプレゼンをお伺いすると媒体となるSNS企業の営業が巨大な在庫をさばくためにボリュームディスカウントという名の値引きの方法がよろしくなく結果的に自社の媒体価値を貶めているか、広告代理店のインセンティブモデルがイケてなく、主たる収入である手数料収入は売ったもん勝ちの様相を呈していて、お客さんのベネフィットが自分たちの収益に繋がらないなどの理由で、eCPM(1,000PV当たりの収益額)を結果的に下げてしまっているのが原因とのこと。(勝手な解釈かも)

そういう大きな武器を持ちながらも、矛盾を作ってしまってるサイトに比べ、PVが及ばないサイトは、そもそもPVの序列が下がって広告が売れなくなってしまうし、単価下落、収入下落という構造的な不況に陥ってしまうが故に、結果的にweb2.0の広告モデルってダメだね的な雰囲気が、最近プロの間で急激にささやかれ始めたという現状のような気もする。(きっと、めっちゃ端折ってると思う)

PVでしか物事を計れない現状のバナー広告は、PVと知名度が価値になる。

片方の巨大携帯SNSはTV CMを出した結果として、必然的に年寄りの決裁者の認知を得ることとなったという冗談とも本気ともつかない話があったりして、なかなか面白い。


もうちょっと媒体種別毎の効果を計って、PVの絶対値ではなく、1PVあたりの価値をサービスのカテゴリに合わせて設定した方が良いんじゃないかな。

SNSが本当に効果がないなら、eCPMはこんなもん。カテゴリに特化してるblogならこんなもんって、効果に応じて相場を変えてしまえば、違うカテゴリのやんちゃに引っ張られる必要はないし、一度下げてしまったメディア価値を上げる活動もやりやすくなるのではないか。何より同じ効果を得るのに必要なPVが下がれば、より多くの枠が販売できるわけだし。

とはいえ、それを定量的に判別できる人もいなければ、そこから得られる効果も測定できないし、そんなことをやってる余裕もメリットもないので、誰もやれないってところか。

かと言ってPVで良いのかってのは疑問が残る。
携帯が画面が小さいが故にバカみたいにPV稼ぐから、携帯の方が広告は儲かります、ってのも今ひとつ意味がわからないし。

(その割に、Mobile AdsenseのeCPMが異常に低いのは何故?)

ネットに公開されてるサービスで、一番、こういうことを知っているのはgoogleとYahoo!だと思うので、一つの手としてはページランクを使うという手はあるが、どうもこのランキングは頑張るとgoogleの意図に反して7ぐらいまでは上げることができるらしいので、今のところそれに依存するのもまた怖い。

そういう意味では、成功報酬が一番正しい姿だと思うけど、売れないと寂しすぎるので、オトナ的にはキツかったり。


で、電子看板の話だが、

最近は、どこの建物でもなんらかしらネットを引くのは簡単だし、液晶パネル全体では価格破壊を起こしてるし、1万円出せば無線でも繋がるし、Flashや動画などをインターネットから引っ張ってきて再生しっぱなしにするようなデバイスも安くなったので、そういうのをリアル店舗や町中の広告に使ってしまえという流れが注目されている。(Apple TVの端末を広告端末に使うなんて話も。)

電子看板として、横文字で書いた「デジタルサイネージ」という言葉がホットらしく、それ専門の子会社などが広告系、ネット系企業に作られていたりする。

今のところ、まだまだこれからというフェーズだろう。

丁度、先ほどニュースを見ていたら、電子看板じゃないのかもしれないけど、リアルにアフィリエイトのスキームを引っ張り出した事例というのがあって、こんなニュースが出ていた。

リンクシェア・ジャパンとフィールドメディアネットワーク、フェリカ端末ボードアフィリエイト「モバボード」実験開始~11月1日からすかいらーく系列のファミリーレストランで

あんまりつかめてないんだけど、ガストやスカイラークの店内に情報を配信する何かがあって、そこから携帯ECに誘導して、お客さんが商品を購入したりすると、ガストやスカイラークに収入が入るという流れのように見えました。

つまり、リアル連動型のアフィリエイトということでしょう。
結構、面白いですね。きっとなんらかの形で広告が流れるんでしょうかね。

ガストと言えば、占いコンテンツやゲームを配信する端末があったんですが、それはもうなくなってしまったのでしょうか。占いには、一回ぐらいお金を払ったことがあります。レジ精算なので気楽でした。

ただ冒頭のSNSの効果が云々という下りで、友達をしゃべりに来てるから、広告に興味を持つ人は少ないという仮説があるということを書きましたが、そのロジックが仮に正しかったら、ファミレスに集う人には広告効果が低いって言ってるのと同じような気がしています。

ニコニコ動画には、ニコ動的広告を出せって話がありますが、場の文脈に合わせた情報が提供できれば話のネタになり、それができなければ徹底的にスルーだと思います。

女子高生、大学生に合わせた広告を流すんでしょうかね。

まぁでも、パソコン画面でダベったついでに物買うなんて人は、あまりいないでしょうが、ファミレスで友達としゃべりながら盛り上がって、つい買ってしまうってのはあるのかもしれないですね。ただ、その場で物を手に入れる喜びがないあたりはどうなるのかな。若干、クチコミの流れとしても成立していないような気はしますね。(その場にAISASIで言う、shareができない。)

あと、フェリカがターゲットユーザーにマッチするのかも謎。ファミレスのレジで決済代行ってわけにはいかないのかな。

でも、この仕組みはアフィリエイトの成果報酬モデルなので、うまくいけば結果も伝わってくることでしょう。効果が出たら良いですね。


この辺の流れに興味がある人は、是非、湯川さんの本を読まれたら良いと思います。

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
湯川 鶴章
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3 これからの広告媒体の変遷を客観的に予測している。
5 数年先の世の中がどうなっているか、だいたい見えてくる
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