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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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October 26, 2008

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コージーコーナーで待ってる時に、こんなことをモバツイに書いてたんだけど、こんなこと本人の前では絶対に言えないし、多分、他の人にもあまり言わない。

Twitter / えふしん: コージーコーナーのバイトの子のまゆげ書きがイマイチで ...

コージーコーナーのバイトの子のまゆげ書きがイマイチで微笑ましい。20代が楽しみな美形 [モバツイ]

これは、僕の頭の中に浮かんだ悪魔の言葉なわけですが、電車に乗ってて、周りがウザいなぁ、とか、そんなことをいろんな人がいろんなことを考えたりしてるわけですよ。

で、そこからtwitterにつぶやきを書き込むのってってなんなんだろう??って考えてみた。

そこから思いついたのが以下の図だ。

何かの活動をする際には、まず何かを「しよう」「しなくては」というきっかけが脳にインプットされ、実際に行動を行って、アウトプットができあがる。

上の図を説明すると、

1.何かを「しよう」「しなくては」と思ってる時が、【A】
2.実際に行動をしているのが【B】
3.行動の結果のアウトプットを完成させたり、心の中でまとめているのが【C】

ということになる。

このサイクルを繰り返して人は活動をしているのだけど、「ツイッターのつぶやき」は、このうちの【A】と【C】の可視化が可能なツールといえる。

セミッターでセミナーを見ながらコメントをするのも、小さな「気づき」に対して、思考を整理するという、このサイクルの小さな物と言える。なのでセミッターも、また【A】と【C】の可視化と言えよう。

実際にアクションを行っている時は、プログラムを書いていたり、運動していたり、仕事でタスクをこなしているわけなので、そこはリアル社会へのアクションという形で時間を消費する。

アクションの前後で、いつでもどこからでも、つぶやきをポストすることができるのが今のtwitterと言える。

−・−

果たして、この情報の断片が寄せ集まったツイッターに何の意味があるのだ?ゴミの集まりではないか?と考えることは可能だと思うが、そこをもうちょっと好意的に解釈すると、

1.動機や欲求が共通していれば、同様の行動をしたくなるきっかけとなる。
 (誰かが焼き肉を食べていると、他の人も食べたくなる。飲み会に参加できないから、けまらしい、等)

2.技術の悩みや問題意識のつぶやきを共有できる。ブログと違うのは、間違ったことを言っていても、その場で話ができるので、大した問題にならない。また不確定なことが書きやすい。

3.あれしたい、これ欲しい、好き、嫌い、行きたい、美味しい、にその場で共感できる。
(そこにパーマリンクがあれば、クチコミとして情報流通する)
(今見てる注目のテレビ番組を知ることができる。)

4.結果としてのアウトプットをURLの形で共有できる。

5.その場のライブの感想を聞くことができる。

こういう情報から「気づき」を得られる人はとても楽しい。セレンディピティを誘発するきっかけにもなる。

よくセミナーに参加して、【自分の知ってること】しか出てこないイベントに何も見いだせずに文句を言う人がいるが、言葉や文章に直接的なメリットがある情報しか興味を持てない人には気がつけないことかもしれない。

−・−

パーマリンク単位で情報を完成させる必要のあるブログは、こんな断片的なやりとりで人の興味を引くのは難しい。情報がつぶやきという断片で並列化しているからこそ、こういうメリットを出すことが可能だ。

また、ブログとは、こういった行為の結果をまとめたものと言えるのと同時に、この思考-行動-アウトプットのサイクルの一つでもある。

今、まさにブログを書いているが、こうやってtwitterのことを考えて、文章をアウトプットして、その結果としてのURLをツイッターに投げて共有する。

アテンション、クチコミの誘発というビジネスライクな考え方も可能だが、もっと単純に、今やった行為(ブログを書くという行為が【B】)を、共有したい(【C】)、評価されたいと思うのは、人間として極々自然なことだ。


twitterなんてシンプルなもので、こんなことができてしまうのか、というのが驚きであるのだが(裏はそんなにシンプルじゃないけど)、ここから学ぶものがあるとすれば、僕は、機能と設計思想が1:1で繋がっているものを作るのは得意だが、設計思想と機能が必ずしも1:1ではないものを考えるのは苦手だ。ついつい実装の実現性の方を意識しちゃうからね。(エンジニア出身の人とサービスの話をしてるとついつい実装の話に花が咲いてることはないかい?!)

twitterという哲学は、実装はその一部でしかなく、twitterを使うユーザーの生活の中とセットで考えられているのではないだろうか。結果論や偶然かもしれないが、そういうものを作るのは、かなり難しい。

どうしても機能実装ありきで物事を考えてしまう人には、こういうものは作れないのかも、と思うと、正直、焦りを感じるところだ。そしてきっとコミュニティサービスってのは、そういうところこそが一番大事なんだろうなぁと思う。真似されやすくて乗っ取られにくいというのは、実装外のところで顧客をロックインできるからではないだろうか。


■モバツイッター
■イベント共有! セミッター


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追記:
Twitter / えふしん: 朝礼で3つのことを発表しようとしたら全部飛んだ。二つ ...

朝礼で3つのことを発表しようとしたら全部飛んだ。二つしかスタックを積めないらしい。

他の人に伝えても仕方がないけど、自分だけ気恥ずかしいことを吐き出せる場でもある。

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