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藤川真一について


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July 11, 2006

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座った席の隣がR30さんと、「キャズムを超えろ」の和蓮和尚さんと一緒になれてラッキーでした。
というか、隣の方が出された名刺にR30って書いてあってビビりました(笑)

イノベーション勉強会というのは、僕がイメージしていたものと違って、イノベーションを勉強するというより、イノベーションを指向した人達のビジネス勉強会というニュアンスでしょうか。YouTubeを見たことない人もいらっしゃったりして。

肝心の内容は、R30さんと和蓮和尚さんのまとめにすべて書いてありますので、そちらを。
YouTube-Google型企業になるための4つの法則
YouTubeを強くするのは動画版AdWordsと家電連携だ

僕自身も「YouTubeがイノベーションとは思えない」で、「世界中の人にひろくあまねく動画コンテンツを提供することにより地域ターゲティングされた広告配信による広告収入」ということを書いていたので、このテーブルにおいては概ね意見が一致していたんじゃないでしょうか。

この週末、Dan KogaiさんのBroadcast 2.0をきっかけとして、この話がそこそこ盛り上がっていたので、結構楽しめました。

現状のYouTubeが実現する物は、あくまでもオンデマンド配信であって、アーカイブの域を超えてないわけですが、TVが提供するのはリアルタイムで大多数の人が同時に見られる「放送」であって、それとこれとは違うような気がするんですが。broadcastという言葉は、同時に多数の人が見られるという意味を内包していると思うので、オンデマンド映像をbroadにcastするというのとは言葉の意味が全然違うのではないでしょうか?

NBCが提携したという具体的な内容は全然知らないけど、現状のTVとYouTubeはその守備範囲がまったく重ならない補完的な存在であると考えられてるから提携できたのではないだろうか。それに対してNapsterと、音楽業界は完全にバッティングするから潰されたのではないだろうか。

YouTubeが、電波放送の代わりになりそうだとなった瞬間に、既存のTV局にYouTubeは潰されかかるのではないだろうか。(例えば、インターネットのライブ配信の同時接続性が解決されるとか。)

そうならないためには、それ相応の体力を持って、TV局の枠組みをコンテンツ供給エンジンとして買収するとか、子飼さんがおっしゃられてるような、気がついたら世の中が変わっていたかのいずれかが重要に思えます。(配信のリアルタイム性が電波のメリットなら、オンデマンド配信に対する補完関係という見方もできますし。)

しかし映画会社はどうなんだろう。映画会社の最近はDVDで儲けると聞くが、そこはNapsterのようにYouTubeはバッティングしてしまう立場のように思える。もし、iTMSのような販売チャネルの一つとして受け入れられたいならば、DRMは必須のように思えるんですが。


最近自分が思うこととして、音楽にせよ映像にせよ、見たいコンテンツに執着がなくなってきて、なんか楽しげなコンテンツを見て今の時間を楽しく過ごせれば良いやと、iTunesのラジオやTVを雑多に見ていることが増えてきました。昔は、特定のビデオや音楽を何度も何度も聞いていたのですが、iTunesのようにコンテンツが多数になってくると、どうでも良くなってきたりして、そこでいわゆる「編成の力」ってのが生きてくるんじゃないでしょうかね。

だからYouTubeであるとすれば、ソーシャルブックマークの人気エントリーのような形での「編成」かなぁとは思います。24時間YouTubeを見ていても飽きません、、、とかになったら良いのかなぁ。

気になるのは、その時のパーマリンクの使い勝手は、電波のように時間とチャンネルに紐づく、いわゆるストリーミングで言う「ライブ配信」がもたらすコミュニケーションを超えるのでしょうか?

いわば、2ちゃんねるの実況板みたいな時間の共有ってすごく楽しいコミュニケーションなわけですが。

なんかここにはいろいろイノベーションが隠れていそうですが、失われる時間があるからこそ、また価値があるという部分は否定できないなぁ。(これって技術者として失格?)

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