December 09, 2007
134,000円のMacBookを買って、一年半が経った。ハード的にはいろいろあったけど、これは超正解マシン。なんだか理由がわからないが、使ってて楽しい。
ざっくり18ヶ月で割ると7,500円/月ぐらいか。一日あたり248円。
モバツイッターもこれで作ったし安いもんでしょ。
自分のレビューを見直すと、MacBookは、最初はPC-Unixノートとして買った。
Windowsは引き続きWindowsノートを使うつもりで買った。
その後、Mac上でシームレスにWindowsが使えるParallelsが出て、Appleが出しているBootCampと同様に、MacがWindowsを内包しているということに多くの人が安堵し、Windowsマシンの替わりとしてMacを購入する人が増えた。僕もParallelsを購入して、Windowsを動かしたものだ。
しかし、ある日、Parallelsのディスクイメージが壊れて、Windowsが起動しなくなった。
本来であれば、何かが困って再インストールをするわけだが、壊れた後、もう面倒くさくなってWindowsを入れていない。
なくなっちゃっても、ほとんど困らないのだ。
実際はWindowsサブノートでOfficeドキュメントの閲覧などをカバーをしているわけだが、それにしても、最近、心持ちに変化が現れてきた。
最初はWindowsは絶対に必要だと思っていたが、今ではWindowsは別になくてもなんとかなる、と思うようになってきた。
Windowsには優れたネットワークやエディタなどのツールがあるのでParallelsはあった方が良いのかも知れないけど、現実にここ数ヶ月使ってない。
情報保護の流れで会社のデータを持ち出すとか、家から会社のリソースにアクセスできなくなってきたので、そもそもWindowsが家で活躍するシーンが減ってきた。
そうやって「Windowsがないと怖い症候群」を乗り越えた人は、Windowsじゃなくても、なんてことはない、Macだけでも十分、となる。(もちろんMacじゃなくても良い、もある。)
Macがintelアーキテクチャへの移行したことで、弱者の戦略としての逆襲が始まった。
step1.MacでWindowsを使えるようにする。
step2.今までMacに興味無かった人がMacに興味を持つ。
step3.Windows主体でMacを買う人が増える。
step4.Macの方が使いやすいと思った人は、作業を徐々にMacOSXに移行していく (←イマココ)
step5.Windowsが不要になってることに気がつく。
入り口って重要ですね。
Excelを作った人の本、「Joel on Software」で、 excelがLotus1-2-3を駆逐していく際に、データのインポート機能だけじゃなくて、Lotusへのエクスポート機能を備えることで、ユーザーがExcelを使う安心感を出したという話が書いてあったけど、今のMacはまさにそれと同じではないかと。
最悪でもWindowsが動くよという安心感を与えてMacを買わせる、その後でMacOSXへのスイッチを後押しする営業を行う。
iPodも後押し。
参考:米アップル:iPod効果 パソコンも好調、国内シェア6%に
来年冒頭に軽量のMacBookがいよいよ出るんじゃないか?という噂がある。
これはさすがにホントか。お金用意して待つぞー!(できるのか?自分) New Products Including Super Laptop?
さんざん待たされてるけど、米CNBCという経済チャンネルで報道されるぐらいとなれば、さすがに単なる噂の域は超えているのではないだろうか。
MacBookを日常持ち運ぶのは無理だが、新しいノートで持ち運びできるようなら、いよいよ日本のPCメーカーが得意としていたモバイル用途もフォローされるかもしれない。
Let's Noteみたいにストイックなのは無理としても、以前使っていたDellのLatitudeX1ぐらいのサイズなら十分問題ない。
もしそれができたら、かなりWindowsを忘れることができる。
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