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December 30, 2005

いつぞやの日経新聞のTVCMで、新製品企画のブレスト中に部下から、携帯付きのデジカメはどうですか?という話が出て、上司が落胆するという話があったが、僕は、携帯付きのデジカメ欲しいですよ。現実的には、Bluetoothの携帯経由で送ってくれないと、端末契約の関係で買えないんで、Bluetooth経由で通信して欲しいですが。

無線LANデジカメからFlickrに送信

ここで紹介されているのは、無線LAN→Mac→バッチ処理でFlickrにアップ・・・だそうです。なるほど、現実的には使いにくいですね。以前、FTPサーバにアップできるデジタル一眼ってのがあったと記憶していますが、それと同じです。いつでもどこでものニーズとしては、ちょっと遠回り。

デジカメの使い勝手の悪さは、写真データの可搬性が低いこと。メモリカードは、データの最終地点としては不十分。
携帯はキー入力手段と通信がついているから、確かに良いんですけど、デジカメのようなカメラの性能や使い勝手はどうにも得られない。

Flickrやmixiのようなサービスに特化して、写真をガンガン1クリックで送る手段ってのがあっても良いような気がします。スクリプトでプログラミング可能にしておいてくれれば、あとは勝手にネットの人が作ってくれますよ。

なんならタグ付け、コメント付けは後から携帯でやっても良いし。やっぱりデジカメ性能が良いのと悪いのとでは、モチベーションが変わってきますよね。僕がFlickrやらないのは、W21Tのデジカメがしょぼすぎるから。で、デジカメは面倒臭いのでほとんど使いません。

こういう製品が良いか悪いかはおいておいて、仮にこういうのを「既存のネットサービスに適合できる製品」と名付けた場合に、こういうデバイスがなかなか出ない原因は、

・そういう中途半端なソリューションは許されない。基本的な発想はサービスも含めた囲い込み。
・ユーザーがハックするようなソリューションも許されない。サポートも面倒だし。

という、家電製品的な常識と、

・こういうのを作ってる部署は、思いのほかネットに無知。例えネットをやっている部署があっても、今度は自社のユーザーを囲い込むことが最優先ですし。あとは責任分担でオーナーシップがデバイス側の部署になってしまうが故に重量級サービスになりがち。

という大企業特有の都合ってのが邪魔しているような気がします。これは発想に囲い込み発想があるから、例えば、Web2.0的なサービスに関心が行かないというのもあるのかもしれません(今だにそうなのかはちょっと不明ではありますが。)。あと、ソリューションとして完璧を目指すからこそ、現在のインフラでは実現されていないことにチャレンジできないというのもあると思います。

iPod Videoがすごく僕の中でヒットしたのは、RSSというWebの標準技術と無理なく連携できる仕組みがあったことに他ならないわけですが、RSSは、それそのものだけでは不完全な存在であることが特徴づけられると思います。

iTunesがPodcastingに対応したのは、そもそもはMP3を配信する手段にRSSを使ったことが勝手に流行ったのがきっかけと認識してるのですが、そもそも、それ自体は何を実現するというよりは、発信者がMP3の配信告知するための手段に過ぎなかったわけですよね?それをうまく取り込んだ。

不完全というのは、ユーザーの操作や知識に依存するという意味なのですが、そこを補完するのがユーザーサイドのハッキングであったり、クリエイティビティに根ざした制作活動だと思うのですが、メーカーな人は、そういうところも全部自分達で用意しなくちゃいけないって思う(あわよくば、金儲けを独占したい)から、中途半端なものになっちゃうわけで。

やっぱり家電屋さんの発想というか、彼らの領域はミニコンポにHDDつけて、自動で取り込んで、SDカードで自社のデバイスにも転送できますよという1ストップのビジネスなんでしょうかね。つまり、iPodという商品が、「パソコンも使えるような」マニア向けの商品だとしたら、家電屋さんの商売はそれ以外のユーザーにどうアタッチしていくか?という発想で考えているとしか思えないんですが。

そういう発想自体は、今のところ間違っていないと思うのですが、デジカメが作れるような大手のメーカー全てがその発想だと、発展が遅くて仕方がないですね。気がついたらリビングも含めてアップルに占領される日が来てもおかしくないんじゃないかなと思います。変化が常にアメリカから起こるようでは、国内独自の努力が必要なインフラとかが全然発達しないですよ。それこそ街中の無線LANとか。

こういうのを切り開いていく文字通りパイオニアな企業ってのはないものなのでしょうか?
それこそネット企業が大きくなって、家電メーカーを買収するような時代になるまで、おあづけですか?

って、こういうのはギーク寄りでニッチな発想なのかなぁ。ただ、同じプラットフォームでメーカーはより便利なサービスを提供すれば良いと思うんで、うまくユーザーを巻き込めば、それそのものがSEO対策というか、口コミ対策というか、損はないような気がするんだけど。作る人と売る人が別れている弊害なのかも。しかも、マーケティングは後追いでビジョンがないと特にそうなる。

※大体Bluetoothがこんなにまで遅れたのは、卵が先か鶏が先かというところで、誰もBluetoothに本気でコミットしていなかったのが原因では?今も微妙ですけど。もし使えねというのなら仕方ありませんが。

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