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October 10, 2004

がなり流[書評系評論]

六本木のABCが復活してたので、早速行ったら、ソフトオンデマンドの高橋がなりの新刊「がなり流!」が出ていたので早速買った。

■キャリアパスは人それぞれ
4年前から計数管理をしていヤツにしても、ホントにずっと計算ばかりしてるから、見ているこっちがむなしくなる。どうして、僕やプロデューサーやディレクターを集めて「利益率の高いこの作品を続けずに、こっちの赤字のシリーズを来月も続けるなんておかしい」くらいのことが言えないのか。

ホントに同感です。

現実は経理などをやっている人は経理という専門性、システムを作っている人は、設計であったりプログラマーであったりする専門性に閉じ、その役割を演じることで充足感を感じています。
これはこれで職人気質と考えるべきなのですが、その活動を通じて会社がどのように儲かるか?ということを全く考えていない人が非常に多いです。これは起業家としては、バカバカしい時間の使い方という考え方なのだと思います。

ということで、この辺は個人のライフスタイルで考え方が相反するので仕方ないとして、会社として前に進むためには、

1.IT化して情報の流れを円滑にし、決断できる人が適切に情報を把握できるようにする。
2.会社全体で前に進むように「演出」する。

ようにしなくてはならないと思います。これは、多分、両方必要だと思われます。
1.は経営者向けのツールですから作れば良いとして、2.が重要です。

大体、「会社が何を考えてるかわからない」というヤツに限って、会社がどうやったら儲かるかということを自分の頭で考えてないし、何か思っていても、それを提案しようともしてこないです。でも、そういう人がかわいそうだなと思うのは、結局、会社の方向性を見ていませんから、仕事で辛いことがあると本当に辛いんです。

経営側としては結局、専門職として有能な人間が会社から離脱してしまう。
だから必要なことして、こういう人を踊らせてあげる必要があるんだと思います。

そこで僕は、会社のナンバー2のポジション(取締役経営企画部長)に真面目が取り得の連中が、最も嫌がるタイプの人間を置いています。その岡田ってヤツは典型的な太鼓持ちタイプ。あまりにも太鼓持ちタイプなので、ホントに太鼓を持たせてます。

圧倒的な社長の権限によって育ってきたベンチャーが、大きな売り上げに耐えられる企業に成長するためには、こういう人材が必要だと最近ずっと考えていました。

社長は会社が大きくなれば、どんどん社員との距離が遠くなっていきますから、会社の方向性が社員には見えなくなっていきます。そもそも上に書いたような人は、会社の方向性を考えてませんから、ちょっと大きくなって席が遠くなった途端に先が見えなくなります。そこで太鼓持ち役のナンバーツーが社長の方向性を盛り上げるように伝えることで、社長の意識の伝道師になるのです。

会社の方向性が正しいか正しくないかなんて、誰にもわからないと思います。批判は簡単ですが、匂いが嗅ぎ取れるなら自分で会社作れば良いだけのこと。それがわからない僕にとっては、会社がどうすべきか?なんて理屈じゃないと思っています。社員は、社長の考える方向性に「踊れるか、踊れないか」だけだと思います。

付き合うなら、「踊ってみるしかない」。その先に何かが待っているハズ。
僕は客観的に会社の成り行きを生暖かくウォッチしている自分と、主観的なエンジニアとしての自分が共存していますから、このバランスが崩れなければ、おおよそ辛いことにも耐えられる自信があります。事業主のリスクに比べたら社員のリスクなんて、たかが知れてますから。

でも、そういうことを考えられない人に対して、経営側が盛り上げてあげないといけません。一緒に楽しく踊れなければ、その人達はただただ苦しいことに「踊らされているだけ」なのですから。

どうせ踊るなら、楽しまにゃ、損、損♪

この空気を演出するのはマネジメント側の責務であり企業力、企業文化なんでしょうね。

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