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July 08, 2010

iPhone4を手に入れたので、思うところを書いてみる。

今回変わったものってなんだっけ?

・Ratinaディスプレイ(液晶の高解像度化により小さな文字も見える)
・マルチタスクapiの追加
・デザイン変更
・CPU性能の向上
・バッテリ系も向上?
・Facetime(ビデオ電話)
・カメラ性能の向上
・HD動画編集

ぐらい?

この中で自分に重要なものだけピックアップしてみる。

■ディスプレイは期待外れ

というより、期待しすぎてた。

OSとしてメーラーや地図などのアプリ自体の解像度が変わらないため、UIとしての改善があるわけではない。

そりゃ文字がキレイななったのはわかるが、それこそITに興味がない人からすると、「ふーん、だから?」というレベルでしかなく、今のところ、何かのユーザー体験が劇的に向上するわけではない。

ホント、アップルは宣伝うまい。

もしかしたらネイティブアプリが、iPhone4専用にUIを頑張ってくることで変わるのかもしれないが、3GSと2重のUIを作ってくるか?という問題と、タッチインターフェースが故に、あまり細かいUIは作れないという2つの理由で、どうなるのかは謎である。

あと、そもそも自分が使うアプリが対応しなければ意味がないことは付け加えておく。

iPhoneもレガシーハードと新ハード、新OSとのでマーケット規模 vs 先進性の問題に悩む時代に突入しましたかね。iPhone開発者は、是非、どんどんニッチで先進的なところを攻めて欲しいものではあります(他人事ですいません)

■マルチタスクapi

twitterでも勘違いしてるケースが本当に多いわけだが、iPhone OS自体はもともとマルチタスクOSである。

iPodや電話、メーラーはバックグラウンドで動いている。RadikoのSafari再生ができるのは何故?

元々は一部のコアアプリを優先するための機能で、誰でも作れる「iPhoneアプリ」については、○ボタンでアプリが終了することがルール化されていた、というのが「マルチタスクではない」という理由。

ということで、今回追加されたのは「マルチタスクを利用するapi」ということになる。

何故そうなるかというと、iPhoneの最大の強みはバッテリーの持ちであり、それを実現している一つのポイントがアップルが驚くほど「ケチ」だからだろう。

iPhone OS4を、iPhone 3G等に入れるとアプリの異常終了が増えると聴く。おそらく必要なメモリ量が増えたが故に、OSがアプリを落とすラインが上がったのだろう。メモリの枯渇時には、OSはiPhoneそのものを守るためにアプリを容赦なく「切る」。それが完成度の高くないiPhoneアプリが落ちやすい理由であり、イマドキのパソコンOSのように守ってはくれない。

それが故に割となんでもアリのAndroidとは違うところであって、特に「使わない時のバッテリの持ち」などは、何もセッティングせずとも圧倒的に優れている。

ということで、マルチタスクapiについては、これから出てくるアプリ次第、となるので、今のところは期待する以外に手がない。あと、なんの機能でも使えるわけではなく、一部のキラー機能に限られている。その辺は、iPhoneの文脈に沿ったapiと言えるのだろうか。

ただ、既にマルチタスクを管理するUIが複雑になっているが若干抵抗感を持っているが、とはいえ、radikoみたいに、Safariを起動して、そっちにバックグラウンド再生をさせる、みたいなトリッキーな実装もいただけないので、最終的にハッピーになれば良いと思う。

radiko聴きながら、ツイッターに投稿したり、メールを見たい、というのは非常に自然な使い方の要望であり、それが今までできなかったのが、これまでのiPhone OSだったわけで。


■変わり映えしないデザイン変更
キープコンセプトのデザインは、車で言うなら「後期型デザイン」の印象。

改めて考えると、デザインも「iPhoneに刺激を受けた、こういう携帯電話あったよね」という感じになった。もちろん堂々とした王道のデザインである。

そろそろ次ぐらいには全然違うデザインになってくるのか、BMWやメルセデスのようにベースのアイデンティティはキープしたまま時代にあわせて変化していくのか。

元のiphoneの丸みは、iPod touchと比べてあまり美しいデザインではなかったので、今回の四角いデザインは、好みである。

割と細かいレベルで良いなぁと思ったのは、背面にカメラがついていながらもフラットになってるので、テーブルに置くと、ぴったり吸いつくように置かれる。

この安定感は、なかんか気持ちよく好みである。つい手で持ち上げて不安定な状態⇒置いて安定状態、などをやってみたくなる。

できれば水を貼ったテーブルの上に置いて、滑らせたい。やらないけど。


■その他
カメラよくなった。HD対応とか言ってるぐらいだからそうなんだろう。

ただカメラは、CanonのS90を持ち歩いているので、個人的にはそんなに使わない。iPhone起動して、カメラアプリアイコンをクリックして、というプロセスが邪魔だし、やっぱりカメラについては、その利用シーンと合わせて餅は餅屋、だと思っている。

ただ、個性的なカメラアプリのために大事なことだし、入力デバイスとして性能が高いに越したことはない。人に3GSと比べてiPhone 4は何が良いか?と聞かれたら、カメラがよくなったのでiPhone 4をオススメする、というだろう。

あとは、Facetimeというテレビ電話のアプリが無線LANのみのアプリらしい。仕事用に興味はあるが、まだ使っていない。

あと、どうでもよいが、うっかり音声コントロールがオンになってしまうと、マルチタスク切り替え枠が勝手に動いたりするのは、本当に音声コントロールを使いたい人にとっては、何かおかしい状況なのではないだろうか。つまり、UIが複雑になってきたなぁという印象。

■契約プランの変更
通信料金面にも言及しておくと、契約プランがなにげに変わっていて、それまでの通信料の従量制+月月割1920円割引がなくなって、月額4410円のパケット定額プラン + 月額の割引1920円が現実的な契約プランになった。以前は、「全く使わない塩漬け」という状態が可能だったが、同じ割引を得るためには、固定のパケット定額に入らないといけないので、事実上のボトムラインの値上げ、ということになります。

従量制にしたければ、標準プライスプランに入れば良いのですが、この場合の割引は1440円となってしまうので、「本当に塩漬けにするか否か?」という選択が求められます。

買う段階では誰も違和感を感じない、うまい値上げだと思います。


■まとめ
ベースのiPhone4だけを見ていると、3GSと比べて、劇的にハッピーになるという印象はない。

目玉はプラットフォームとしての進化であり、このハード、OSを生かした優れたアプリケーションがどう出てくるか、ということになるだろう。

と、あんまりテンションが高くない文章になってしまったが、昔は車のモデルチェンジのたびに乗り換えていた人とか、今でも新しいMacが出る度に20万円の製品を買い替える人はいるわけだが、それに比べると年間5万円程度で、毎年ワクワクするデバイスが手に入るというのは、楽しいことには間違いない。

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