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藤川真一について


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April 24, 2004

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Web+Logという文言は絶対に一発では商標にならない。もしなるとするならば、出願した会社がゴネてあれこれヘリクツをこねた場合のみ。少なくとも一度は特許庁から拒絶通知が来るはずなので、あとは、その会社の考え方次第ですな。それにもお金がかかるので、そこで進むも戻るも考えるチャンスがあります。

既に公共性のある言葉を独占したければ再申請するし、ヤバイとか思ったらやめることでしょう。
こちら、どういう会社なのかは知りませんが、企業意識がここでわかることでしょう。

「ブログ\BLOG」の商標は拒絶されました

株式会社ガイアックスが BLOG / WEBLOG を商標出願中

この話題、知ってる人は知ってるんでしょうが、僕ははじめて知ったので、はぁこういうのあるんですねぇとびっくりしてます。いやー自分で作った言葉ならともかく、海外から拾ってきた言葉を申請するのは、なんかその会社のポテンシャルが伺えてしまうんじゃないかなーとか素直に思ったりします。

まぁそれでも儲かったもの勝ちでしょうね。それで何かが変わるも歴史ですからね。僕は絶対にやらないだろうなぁとは思いますが。

商標について、いくら権利を取った会社が他社の商用利用に対し何をする気もないと言ったところで、採用する側の企業には大きな脅威になります。商標が取られている言葉で、かつ、内容も合致するような言葉を採用するような企業はありません。まして大企業であればなおさらです。つまり、商標が確定した瞬間にその言葉は「死語」になります。せいぜい信じられるのは、その言葉を「本当に作り上げた会社」だけでしょうね。

まぁそうなったらそうなったで新しい言葉を作ればいいんじゃないですかね?ただ、間違いなく言えるのは、そういうゴタゴタで用語の不統一が生じ、せっかくキャッチーなキーワードが出てきたCMSの普及が、少なくとも国内に限って多くのユーザーに対し重大な混乱を及ぼすということです。

この会社が、Weblogだので著しいマーケットシェアを取るならばソニーのウォークマンのように、一般的な商品ジャンルとしてひっぱっていくことが可能なわけですが、こちらの会社のその覚悟やポテンシャルがあるのでしょうか?独占するなら、それ相応の成果を残す義務が発生するものと考えて欲しいですね。その言葉を独占した責任は重いですぞ。

まーそういうのがダメとなれば、みんなで死語にしてしまうしかないですね。5年で30万ぐらいかかるんでしたっけ?商標の維持費用を無駄に払ってもらうしかないんでしょうね。

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