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January 05, 2004

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EC関係権利化済み特許 第四回目
NTTによる、ECエージェントを現実のロボットにやらせようという特許。なんじゃこりゃ?が第一印象。
まだ発行されたてほやほやなので、この特許が事業の不利益になる人、ロボット関係者は、よく読むように。

【特許番号】特許第3472920号(P3472920)
【発行日】平成15年12月2日(2003.12.2)
【発明の名称】ロボットおよび該ロボットを用いた電子商取引 システム
【出願日】平成12年5月22日(2000.5.22)
【公開日】平成13年11月27日(2001.11.27)
【氏名又は名称】日本電信電話株式会社

【F-shin解釈】
この特許は、利用者のモニタ上の画面を指し示すことができるロボット装置がメイン。利用者のモニタの前に、USBなどで繋いであるロボットが置いてある。メール読みマウスというのがあったが、それの発展版が実施例として記述されているが、モニタに対する自分の相対位置を知ることができ、モニタ上の一部分を検出し、それに向かってロボットが指を差したり、自分自身が移動したり、位置を検出したりするための制御機能を持っていることが新規性。

例えばECの商品情報のページで、ロボットは画面上を指差して商品をアピールする。レーザーポインタがついてあれば、赤い点が画面を指し示すと言った具合だ。

【F-shin考察】
EC云々というのはどちらかというと現在の枠組みでの応用にすぎず、本質は、画面との相対位置を識別し、画面に向かって自分が移動したり、目標地点にしたがって腕などの位置決め制御を行うという仕組みなので、ロボット時代への変化によっては、いわゆるエージェントとしてのロボットの基本機能をおさえられることになり、非常に応用範囲の広い特許になる可能性もあると思います。困る可能性があるなら、半年以内に異議申し立てすること。


【注意】このエントリに対し、正確な情報が知りたいのであれば、特許電子図書館から検索してください。この記述情報は私の主観で記述されているため正確性は保証いたしかねますのでご了承ください。

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